東日本大震災をめぐって

2011年3月17日(木)14:35   お知らせ

 

2011年3月11日に発生した太平洋沖を震源とする巨大地震と津波により、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

BHNをご支援下さっている会員、寄付者のみなさまの中にも被災地域に住んでいらっしゃる方々がいらっしゃいますが、現地の状況から判断して現時点での私どもからの安否確認は控え、しかるべき時期に対応させて頂く予定です。皆様のご無事を心よりお祈りしております。

BHNでは、少しでも被災した皆様のお役に立つことができればと、支援事業を検討・計画しております。

取りあえずの措置としては、地震が発生した翌12日に、会員1名を宮城県名取市へ派遣し、主としてスーダンで医療活動を行っている特定非営利活動法人ロシナンテスが実施するモバイルクリニックをサポートしています。

今後は、正確な情報を求める被災者からの要望に応えたいと、次のような措置を早急に実施に移せるよう検討を進めています。

(1) 多くの方々が避難されている学校などの避難場所に無線メッシュネットワークを利用し安否確認や各種情報を入手できる仮設インターネットインフラシステムを構築する。

(2) 被災者に、最も身近な地域情報が入手できるコミュニティ放送を聴くためのラジオを配布する。

(3) 支援に当たる方々の便宜を図るため各種通信機材等を提供するとともに技術支援を行う。

実施地域としては、昨年医療ICTプロジェクトで連携頂いた遠野市から既に要請を受けていることもあり、岩手県内7都市を予定しています。

また、上記の施策を着実に進めるための緊急救援募金を近く開始します。上記のような支援策の他に、場合によっては、皆様から集まった資金を支援先の市町村にお渡しし、被災者により身近な立場からの支援に振り向けていただくことも考えられます。私どもBHNは、全員力を合わせて被災者の皆様のお役に立ちたいと努力しております。

皆様のご理解と ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

2011年3月17日
特定非営利活動法人 BHNテレコム支援協議会
理事長 上原 清人

あなたにできる支援

BHNは、情報通信技術(ICT)を活用し、開発途上国や国内外の被災地の人々の安全・安心を守り、生活環境の改善や社会的課題の解決を目指しております。このため、多くの方々の温かいご支援・ご協力を必要としています。BHNでは世代を問わず幅広い分野の方々の熱意と持てる力、これまで蓄積されたご経験を色々な方法で役立てることができます。皆さまに合った方法でBHNの活動に是非ご参加ください。

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