アジア太平洋電気通信共同体(APT)研修(2023年度)終了

2024年3月12日(火)14:30

 

 

― 5年ぶりの対面形式を実施 ―

先日3月5日に当HPの活動報告記事:「アジア太平洋電気通信共同体(APT)研修(2023年度)」に開講式での模様をご報告しました。

 

山下会長の開講挨拶(2024年2月27日撮影)

 

今回はその研修が3月6日に無事終了したことをお伝えします。

 

【研修内容について】

研修の教程内容としては、基本テーマ「ICT技術・サービスによる新デジタル網の実現へ向けて」に即して、午前に座学による講義、午後は都内の通信施設、研究機関の見学等各種カリキュラムが予定どおり実施されました。

講義の内容は、昨年度以前からの継続としてSustainable Developmental Goals(SDGs)、デジタル網による新たなICT サービス、各分野でのICT応用、に加えて第5世代以降の移動通信方式、無線放送、災害・減災技術等を新たに加えて充実化を図りました。

講師陣は、BHNの内部から井上 友二氏(BHN理事)、榑松 八平氏(BHN顧問)、海野 忍氏(BHN副理事長)が登壇され、各々の専門分野について講義がなされるとともに、研修生からも活発な質問が出て有意義な議論が行われました。

 

榑松講師の講義

 

海野講師の講義

 

都内の通信施設・研究機関の見学としては、DOCOMOのネットワークオペレーションセンター、NTT東会社の洞道とe-City Lab、情報通信研究機構(NICT)、NTT DATA社の豊洲センタービルを訪問し、最新の通信網の運用状況、ICTの研究進捗状況、ICT応用の社会展開等を専門家の説明を聞きながら学ぶことが出来ました。

 

施設見学会NTT e-City Lab.

 

【終了式での様子】

 3月6日の最終日には、研修生から7日間の研修で学んだ知識・情報を自国のICT政策や普及に活かすため取り組むべき課題について纏めた「レポート」の発表があり、研修の締めくくりとしました。その後研修生に稲生理事長から「修了証書」が授与されました。

 

稲生理事長の修了証授与

 

研修期間を通じて2020年度から導入した学習管理システムLMS (Learning Management System)としてのMoodle (Modular Object-Oriented Dynamic Learning Environment)を最大限活用し、講義資料や各種関連情報をアップロードして研修生の予習・復習に役立つように配慮しました。

今回の研修には、スタッフ全員が、事前のVISA取得支援、教室のネット環境整備、講師・見学先との日程調整、毎日の研修生の引率等に全力を尽くし、またBHN内部からも多くの方々のご支援・ご協力得て無事に終了することができました。

 

理事(プロジェクトマネジャー)
橋本 明

 

 

     

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