【バングラデシュ】サイクロンROANU(ノアヌ)で活躍したリスナーズクラブ

2016年7月7日(木)19:03

※JICA草の根技術協力支援事業(パートナー型)「コ ミュニティラジオによる早期災害情報提供を活用した地域住民災害対応能力強化プロジェクト(バングラデシュ・ハティア島)」の詳細はこちら

BHNでは、コミュニティラジオRadio Sagor Dwipの開局後、島の沿岸部に住む人々に対してリスナーズクラブを島内150カ所に作りました。コミュニティラジオを通じて、住民は天気予報、農業、漁業、環境、保健衛生、教育、防災などについてラジオを通じて学ぶことができます。
このリスナーズクラブは、単にラジオをみんなで聞くクラブということではなく、災害時にはラジオで伝えられる情報をまわりの人に伝えるなど住民同士の助け合いと社会的責任を担うものになっています。

今年5月にサイクロンROANU(ノアヌ)が発生し、Radio Sagor Dwipでは、15~30分おきに新しい気象情報を流し、シグナルのレベルに応じて避難を呼びかけました。この時、リスナーズクラブのメンバーはどのような行動をしたのか、インタビューをしました。

「私たちはリスナーズクラブを通じていろいろなことを学びました。クラブは、災害情報や防災のための情報を伝えるネットワークの役割を持っています。ROANUの間は、Radio Sagor Dwipを通じて随時更新される気象情報を聞き、その状況に対してどのような対応をしたらいいのか仲間同士で話し合いました。

警報がレベル7になった時、すぐに近隣の住民に声をかけ、安全な水と食料、貴重品などを安全な場所に置くように伝えました。また、子ども、女性、高齢者、障害者は堤防内にある安全な建物に移動するように言いました。ラジオの電波がうまく入らない人たちにも携帯電話でラジオの情報を伝えました。」

このように、ラジオを通じて災害情報を伝え、その情報を得た住民同士で協力し合い、減災につなげる活動が始まっています。サイクロンの襲来を避けることはできませんが、必要な情報を必要なタイミングに届けることで、少しでも被害を減らすことができるよう、防災・減災活動を続けています。

CRプロジェクト サイトマネージャー  アブドゥル・ジョリル

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