国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業 ~BHN宮城事務所・石巻じちれん共催タブレット教室の開始~

2021年12月7日(火)9:44

 

 

BHNテレコム支援協議会(以下、BHN)は宮城県内において、3.11東日本大震災に対処する数々の被災者支援活動を包含する東日本大震災宮城被災者支援事業を実施してきました。そして、その最終支援活動であった「宮城地域ICT支援事業」は当初の事業目標を達成し2018年度末で終了しました。

 

BHN宮城事務所(所長 石垣 正一氏)では、東日本大震災宮城被災者支援事業で得た経験・ノウハウのデジタル資料化事業に取り組みました。特に、石巻市・仮設大橋団地(自治会長 山崎 信哉氏)「公開型仮設住宅団地自治会運営管理資料」のデジタル化作業及びノウハウ普及活動に取り組みました。2020年1月、石巻市・仮設大橋団地「公開型仮設住宅団地自治会運営管理資料」(第1版)のデジタル化処理、しおり付加処理、プライバシー保護処理、DVD化処理等によりデジタル化作業を完了しました。

2020年6月、「原本資料及びデジタル化資料」を一般社団法人 石巻じちれん(会長 増田 敬氏、住所:宮城県石巻市のぞみ野4丁目23番地 市営新蛇田第一集会所内)の事務所に配備しました。2020年10月、仮設大橋団地自治会運営管理ノウハウ普及のためのプレゼンテーション資料整備を完了し、タブレット等を活用した普及活動の準備を整えました。

 

2021年10月、BHN宮城事務所は石巻じちれん様とのこれまでの密接な協力関係を活かして、新しい連携事業として、「石巻市のぞみ野地区復興公営団地住民の皆さま等を主対象とする、ICTを活用した復興地における地域コミュニティ再生・活性化を目的としたタブレット研修会」を企画し、2021年11月~2022年1月の期間、10日間の開催予定で開始しました。

 

【タブレット研修案内チラシ】
 タブレット研修案内チラシ(2021年11月~2022年1月、10日間開催)
 画像をクリック(タップ)により拡大されます。

 

今回のタブレット研修会テーマは、「SNS(LINE)を楽しく学びましょう」です。主任講師を担当している阿部 真司氏をはじめ、講師陣はBHN宮城事務所のメンバー全員が担当しています。2021年11月は新型コロナウイルス感染症の新規感染状況が多少落ち着きを取り戻した時期でしたが、講師陣及び受講生全員がマスク着用し、両側の窓を開け更にポケットCO2センサーで室内換気状態を監視しながら研修会を実施しています。講師陣及び参加者の皆さまはソーシャルディスタンスを十分にとって研修会を実施しました。

 

ポケットCO2センサーで室内の換気状態を監視しながら研修会スタート
 研修2日目(2021年11月11日撮影)

 

2021年11月11日(木)は、3.11東日本大震災が発災して多くの震災犠牲者がでた月命日です。タブレット研修会冒頭、山崎 信哉氏の挨拶に続いて、みんなで一緒に黙とうを捧げました。

 

11月11日タブレット研修会冒頭、山崎 信哉氏の挨拶
 みんなで一緒に黙とうを捧げました
 研修2日目(2021年11月11日撮影)

 

研修会模様 参加者の皆さま、マスクを着用して研修を受講
 研修3日目(2021年11月18日撮影)

 

研修会模様 換気のため窓を開けて開催
 研修4日目(2021年12月2日撮影)

 

活躍する補助講師陣 (BHN宮城事務所 生良志 きみゑ氏、松川 みつ子氏、丹野 あきゑ氏)
 研修4日目(2021年12月2日撮影)

 

この新しい連携事業は大変好評で、2021年11月~2022年1月の期間で10日間開催する予定です。

 

国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業
プロジェクトマネジャー(理事)
有馬 修二

 

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*BHN 自主事業「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」、事業期間:「2019年4月1日~2023年3月31日(以後、継続していく予定)」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社(NTTグループカード)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。

     

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