【令和元年10月、電気通信大学に「BHN桑原基金寄附講座」を開設!】(9)
2019年12月4日(水)14:03
技術見学会[Aコース]が実施されました。
BHN「人材育成研修」の一環として、今年度から「BHN桑原基金寄附講座・SDGsを支える情報通信論」が開設されており、11月30日(土)には実際の設備に触れるための技術見学会[Aコース]が実施されました。
調布市の電気通信大学キャンパスに、通常は室蘭工業大学で「遠隔授業」を受けている学生も集合し、貸切りバスにて山梨県内の下記3か所を訪問し、産業の各分野でICTが活用されている事例を見学しました。
1.山梨県IOT推進ラボ(山梨県 産業労働部 新事業・経営革新支援課)
場所:山梨県防災新館1F 交流室C(生涯学習推進センター)
山梨県における「モノづくり・農業・観光でIOTを地域ぐるみで実践」というタイトルで、県内各種産業分野において、ICTの活用により「事業の効率アップ」や「カイゼン」の旗振りをされている状況「やまなしIOTラボ」をご紹介頂きました。
質疑応答の時間には、受講生から「カイゼン」の内容についての質問や、ホテルにおけるICTの利用状況に関する質問が出され、活発な協議の場となりました。
2.農業法人(株)サラダボウル/農業法人アグリビジョン(株)
場所:アグリビジョン(株) [サラダボウルグループ会社]
「画像IOTでトマトの収量予測」というタイトルで農業ICTの現場を見学しました。
・甲斐駒ヶ岳の麓に150m x 200mの広大な温室が建設され、その中は畑というよりICTによりFactoryと呼べる程にオランダの技術を導入し、全てが温度・湿度・日照環境等全てが自動制御されていました。
・参加者全員が施設内の各種設備を熱心に見学し、質問も大変多く、予定時間を大幅に超過する見学になりました。
3.奥野田ワイナリー
場所:奥野田葡萄酒醸造(株)
「ICTワインの実証の苦労話とテイステイング」というタイトルで、自社で栽培する葡萄畑に富士通㈱の環境センサー制御技術を導入して圃場の遠隔監視を実現し、葡萄の病虫害の予防(農薬の散布を1/3)を実現し、ワイン用ブドウの栽培を行っている状況を見学しました。
参与 紀伊 寛伍