フィリピン台風ハイエン被災者支援事業報告

2014年4月22日(火)16:00

バランガイでのワークショップが完了

 

日本では西日本から東日本へかけて桜前線が北上する中の4月6日、台風ハイエン被災者支援事業フィリピンレイテ島オルモック市とメリダ町の各バランガイに設置したCAシステムとICTステーションのためのワークショップが開催されました。

 

第一弾はバランガイ・カシルダです。(地図中部を参照)会場のバランガイホールにはワークショップが始まる前からバランガイ議員はもちろん、多くの住民も集まってきて、ホールに入りきらない人々は窓から中を覗き込んで興味津々の様子でした。

 

昨年11月8日の台風襲来で壊滅的な被害を受けたタクロバン市はもちろんのこと、オルモック市やメリダ町でも大きな被害を受けました。商用電源は被害地域が広大なうえ、電力会社の技術員不足のため復旧は遅々としていました。

 

「テレビが見られない」「携帯電話の充電ができない」「冷蔵庫も使えない」などのほか、夕方7時すぎともなると家の中は真っ暗になるので、家庭では夕食を早めに済ませてあとは寝るだけという生活を語ってくれた住民もいて、数十年前に戻ったような生活が3ヶ月以上も続いていました。

 

当会ではそんな被災者の避難生活を支援するために、昨年12月下旬から燃料代要らずの太陽光発電装置をCAシステムのアンプ、ICTステーションのプリンター、パソコン用の電源として設置しましたが、住民へのフリー充電サービスにも利用され、多いときは一日に100人以上の利用がありました。

 

ワークショップは、引き渡し後も機器を有効に活用し、保守も行えるようにするためのものです。現地スタッフのDondon(愛称、本名はDon Montejo Ⅲ)を中心に準備を進め、筆者は必要な助言をしました。

 

当日の講義は、CAシステムのアンプの操作方法と太陽光発電装置の原理と使い方の注意事項などを中心に、モバイルWi-Fiルータの操作、インターネットの使い方などにもおよびました。パソコンの操作については、別途計画しているバランガイもあります。

 

 

4月6日から休日なしで連日ワークショップを開催して、フィリピンのキリスト教行事である聖週に入る前の4月16日までに終了しました。ワークショップで使われたマニュアルは、故障したときの連絡先も内容に含めてラミネート加工して装置の近くに置くことにしています。

 

本事業は、これから各バランガイへの引き渡しの手続きなどを経て、5月中旬に事業終了の予定です。

>>当事業に関する前の記事はこちら

 

フィリピン・台風ハイエン被災者支援事業事業担当

横野(参与)

 

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