令和6年能登半島地震被災者支援事業~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(17)~

2025年3月3日(月)8:53

 

BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)は、令和6年能登半島地震被災地、主に、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設された仮設住宅団地・集会所等を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み」を実施しています。

BHN北陸事務所では、①2024年6月1日(土)、珠洲市内の仮設住宅団地集会所3カ所(珠洲市 宝立町第1団地、珠洲市 蛸島町第1団地、珠洲市 正院町第1団地)に、②2024年6月7日(金)、穴水町内の仮設住宅団地集会所2カ所(穴水町 由比ケ丘団地第1集会所及び第2集会所)に、③2024年7月19日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市 町野町第2団地及び輪島市 門前町道下第1団地)に、④2024年8月16日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市門前町 清水第1団地及び道下第2団地) に、⑤2024年9月25日(水)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市山岸町 山岸町第2団地及び輪島市稲屋町 稲屋町第1団地)に、令和6年能登半島地震被災地全体で3市町11カ所の仮設住宅団地集会所へ「BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。

その後も、BHN北陸事務所のPC/エリアマネージャー・現地調整担当:坂下 武吉氏が中心となって、令和6年能登半島災害(地震・豪雨)被災地から寄せられる要望、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等当該市役所担当課及び当該仮設住宅団地自治会役員等から寄せられる要望に対し、慎重に現地調整業務を実施しながら、被災者支援活動を継続してきました。

2025年1月中旬、2024年9月20日から発災した奥能登豪雨災害で甚大な被害を受けた被災地(輪島市 町野町第1団地)から新たなBHNパソコンコーナー開設要請を受けました。輪島市担当課との現地調整業務を実施し、BHN北陸事務所が所有していた予備機を活用して、「2025年2月16日(日)、BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。

これにより、令和6年能登半島災害(地震・豪雨)被災地全体で「3市町12カ所の仮設住宅団地集会所に開設したBHNパソコンコーナーを主な活動拠点とする、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を継続・実施していきます。

 

BHN北陸事務所が開設したBHNパソコンコーナーの構成品は、ドコモ5G Wi-Fiルーター home5G HR02、小型ノートパソコン、カラープリンター、印刷用インク・印刷用紙、携帯用LED“アイムライト”、テーブル・イス、収納箱、各種説明資料等です。

なお、能登半島地震被災者支援活動が長期間に及ぶことが明らかとなり、①BHNパソコンコーナーに設置していたリユースパソコンから新たに調達した新パソコンへ更改作業を実施しました。②仮設住宅団地において、ICTを活用したコミュニティ活動の活発化に伴い印刷頻度が飛躍的に向上した為、一度に大量印刷が可能となるタンク式カラープリンターへの更改作業を実施しました。

BHN北陸事務所では、2024年10月より、珠洲市・穴水町・輪島市の仮設住宅団地集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組みを本格的に開始しました。①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検及び活用相談を実施しています。②被災者要望を加味しながら、小規模ICT・スマホ研修会、携帯用LED“アイムライト”組み立て・配布、座ってできるICT健康体操会等を実施しています。更に、③被災者自身が力を合わせて取り組む、企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、④復興段階を迎えた被災地(広島、熊本、宮城等)とのネット交流会等をBHN既設事務所と連携して企画・実施していきます。

なお、2024年10月31日付けで、BHNテレコム支援協議会が実施している令和6年能登半島地震被災者支援事業は「ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回中長期助成事業の助成団体」として決定されました。ボラサポ事務局から届いた赤い羽根・ボラサポシールの貼付及び赤い羽根・ボラサポ旗を掲揚しながら令和6年能登半島地震被災者支援活動を実施しています。

 

 

■能登町ふじなみ第1団地集会所において、BHNスマホ講座とNTT通信相談会の開催

 

BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年2月1日、BHNパソコンコーナーを開設していない能登町ふじなみ第1団地(123戸)において、NTT通信相談会の開催に合わせて、巡回訪問型のBHNスマホ講座を初めて開催しました。

 

能登町ふじなみ第1団地集会所掲示板
BHNスマホ講座とNTT通信相談会の開催案内チラシ
(2025年2月1日撮影)

 

能登町ふじなみ第1団地集会所
BHNスマホ講座開催模様、スマホの基本操作を復習
(2025年2月1日撮影)

 

能登町ふじなみ第1団地集会所
BHNスマホ講座の人気サブメニュー
小型LED(アイムライト)組み立て作業、座ってできる健康体操
(2025年2月1日撮影)

 

NTT通信相談会とBHNスマホ講座の同時開催は、被災者の皆さまには大変好評でした。

 

能登町ふじなみ第1団地集会所
NTT通信相談会の様子(1)、(2)
(2025年2月1日撮影)

 

能登町ふじなみ第1団地集会所
BHNスマホ講座とNTT通信相談会の合同チーム
(2025年2月1日撮影)

 

 

■輪島市町野町第1団地集会所にBHNパソコンコーナー(12番目)を開設

 

BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年2月16日(日)、輪島市町野町第1団地(81戸)・集会所にBHNパソコンコーナーの開設作業を実施しました。

2025年1月中旬、2024年9月20日から発災した奥能登豪雨災害で甚大な被害を受けた被災地(輪島市 町野町第1団地)からBHNパソコンコーナーの開設要請を受けました。輪島市担当課との現地調整業務を実施し、BHN北陸事務所が所有している予備機を活用して、「2025年2月16日(日)、BHNパソコンコーナー(12番目)の開設作業」を実施しました。

BHNパソコンコーナー開設作業完了後には、BHNパソコンコーナーの活用法について、住民代表の皆さまと打ち合わせ会を開催しました。被災者自身が力を合わせて取り組む、企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動に積極的に取り組むと述べられました。

 

輪島市町野町第1団地集会所
BHNパソコンコーナー開設作業及び住民代表の皆さまと打ち合わせ
(2025年2月16日撮影)

 

 

■BHNパソコンコーナー定期巡回設備点検・活用相談

 

●2025年2月16日、輪島市町野町第2仮設団地、定期巡回設備点検作業・活用相談

BHN北陸事務所(姉 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、輪島市町野町第2仮設団地において、BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検作業・活用相談において、新しいPC及びプリンターへの更改作業を、住民代表の方の立ち合いで実施しました。大変に喜んでいただきました。

 

輪島市町野町第2仮設団地集会所
新しいPC及びプリンターへの更改作業、住民代表の方立ち合い
集会所を使ったこの日の活動状況
(2025年2月16日撮影)

 

●2025年2月16日、輪島市道下第1仮設団地及び第2仮設団地、定期巡回設備点検作業・活用相談

BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、輪島市道下第1仮設団地及び第2仮設団地のBHNパソコンコーナー定期巡回設備点検作業・活用相談を実施しました。
輪島市道下第1仮設団地の自治会役員からは、BHNパソコンコーナーを活用して作成した沢山のコミュニティ活動用チラシを紹介してくださいました。

輪島市道下第2仮設団地では、新しいプリンターへの更改作業を実施しました。

 

輪島市道下第1仮設団地集会所
BHNパソコンコーナーを活用して作成した
沢山のコミュニティ活動用チラシの紹介
(2025年2月16日撮影)

 

輪島市道下第2仮設団地集会所
新しいプリンターへの更改作業
(2025年2月16日撮影)

 

●輪島市稲屋町第1仮設団地、定期巡回設備点検作業・活用相談

2025年2月16日、BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、輪島市稲屋町第1仮設団地において、BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検作業の中で、自治会役員・干場昇一氏立ち合いで新しいプリンターへの更改作業を実施しました。輪島市稲屋町第1仮設団地の自治会活動において、BHNパソコンコーナーを積極的に活用している様子を具体的に説明していただきました。

また、BHNパソコンコーナーに設置しているWi-Fiルーターの接続確認作業において、自治会役員・干場 昇一様には、繰り返し立ち合い・確認作業でご協力いただきました。ありがとうございました。

 

輪島市稲屋町第1仮設団地集会所
新しいプリンターへの更改作業
(2025年2月16日撮影)

 

 

■輪島市名舟海岸隆起

 

輪島市名舟町、「御陣乗太鼓之地の由来」を伝える石碑、能登半島地震で隆起した名舟海岸、名舟魚港の現在の状況を伝える写真が届きました。

 

輪島市稲屋町第1仮設団地集会所
新しいプリンターへの更改作業
(2025年2月16日撮影)

 

 

■BHN北陸だより(BHN北陸事務所)

 

BHN北陸事務所では、令和6年能登半島地震被災者支援事業の進展に合わせて、BHN北陸だよりを発行しながら事業を推進しています。

 

BHN北陸だより
「能登町で初めてBHNスマホ講座とNTT通信相談会を同時開催」
(2025.2.26第19号)

◆画像をクリックするとPDFが開きます◆

 

BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)では、新しいパソコン及び新しいプリンターへの更改作業を完了した、「3市町12カ所の仮設住宅団地集会所に開設したBHNパソコンコーナーを主な活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動」を推進していきます。

 

これまでの活動状況は以下のページをごらんください。

令和6年能登半島地震被災者支援事業

 

 

令和6年能登半島地震被災者支援事業
理事(プロジェクトマネジャー)
有馬 修二

 

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*緊急時の人道支援フェーズ BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年1月1日~終了時期は未定」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施しています。
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*緊急時の人道支援フェーズ 活動名「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年4月1日~2025年3月31日」は、ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回助成事業に採択されて、事業を実施しています。

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*生活向上のための支援フェーズ  BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「開始時期未定~2027年3月31日(期間延長あり)」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施しています。
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