令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(24)~
2025年6月25日(水)10:09




BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)は、令和6年能登半島地震被災地、主に、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設された仮設住宅団地・集会所等を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み」を実施しています。
BHN北陸事務所PC/エリアマネージャー・現地調整担当(坂下 武吉氏)が中心となって、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設される仮設住宅団地・集会所等を対象に「BHNパソコンコーナー」を開設する計画で、当該市役所担当課及び当該仮設住宅団地自治会役員等に対する現地調整業務を慎重に実施し、現地調整業務を完了した市町毎に「BHNパソコンコーナーの開設作業」に移行しました。
BHN北陸事務所では、①2024年6月1日(土)、珠洲市内の仮設住宅団地集会所3カ所(珠洲市 宝立町第1団地 約153戸、珠洲市 蛸島町第1団地 約117戸、珠洲市 正院町第1団地 約76戸)に、②2024年6月7日(金)、穴水町内の仮設住宅団地集会所2カ所(穴水町 由比ケ丘団地第1集会所及び第2集会所 約170戸)に、③2024年7月19日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市 町野町第2団地 約268戸及び輪島市 門前町道下第1団地 約279戸)に、④2024年8月16日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市門前町 清水第1団地 約69戸及び道下第2団地 約68戸)に、⑤2024年9月25日(水)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市山岸町 山岸町団地 約251戸及び輪島市稲屋町 稲屋第1団地 約89戸)に、⑥2025年2月16日(日)、輪島市内の仮設住宅団地集会所1カ所(輪島市 町野町第1団地 約81戸)に実施し、被災地全体で3市町12カ所の仮設住宅団地集会所(総計 約1621戸)へ「BHNパソコンコーナーの開設作業」を完了しました。
BHN北陸事務所が開設したBHNパソコンコーナーの構成品は、ドコモ5G Wi-Fiルーター home5G HR02、SH-52B、小型ノートパソコン、タブレット、カラープリンター、印刷用インク・印刷用紙、携帯用LED“アイムライト”、テーブル・イス、収納箱、各種説明資料等です。
BHNが実施している令和6年能登半島地震被災者支援事業は、2024年10月31日付けで「ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回中長期助成事業の助成団体」として決定されました。ボラサポ事務局から届いた赤い羽根・ボラサポシールの貼付及び赤い羽根・ボラサポ旗を掲揚しながら令和6年能登半島地震被災者支援活動を実施しました。
更に、2025年3月1日付けで、活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」はJPF(ジャパンプラットフォーム、以下JPF)能登半島災害支援(地震・豪雨)助成事業として採択されました。JPFから示されたロゴマークを貼付・掲示しながら「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」を実施しています。
BHN北陸事務所では、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた12カ所の仮設住宅団地集会所を活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進しています。地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めています。
■珠洲市蛸島公民館(たこじまこうみんかん)においてBHNスマホ講座等を開催
BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年6月14日午前、珠洲市蛸島公民館において「移動型BHNスマホ講座」を開催しました。BHNスマホ講座の中で、珠洲市蛸島公民館と輪島市稲屋町稲屋第1団地を結んだ被災地内ネット交流会を開催しました。最後には、座って出来る健康体操を楽しみました。
●珠洲市蛸島公民館、移動型BHNスマホ講座の開催
今回は、珠洲市蛸島公民館においてBHNスマホ講座を開催してほしいとの要請を受けて、「移動型BHNスマホ講座」を開催しました。なお、珠洲市蛸島公民館での移動型BHNスマホ講座開催は2回目(珠洲市蛸島町第1仮設住宅団地集会所での開催を含めると10回目)です。珠洲市蛸島公民館BHNスマホ講座開始に際して蛸島公民館長 増田 純氏よりご挨拶を頂戴しました。

珠洲市蛸島町公民館 蛸島公民館長挨拶
(2025年6月14日撮影)
易しいスマホ講座では、①スマホ端末の充電状況確認法、通常充電方法の確認、車での充電方法の確認、②スマホ端末のデトックス作業、定期的なデトックス作業の重要性、③スマホ画面六つの触り方確認・練習、④スマホ時計の正確性確認、⑤グーグルマップの見方、種類の確認、音声検索法の確認、⑥防災情報の確認、⑦QRコードリーダーの確認、⑧Wi-Fi活用法の確認、公民館のWi-Fi活用法の確認、⑨小型LED“アイムライト”組み立て作業、⑩171説明…等を次々に研修しました。

BHNスマホ講座 易しいスマホ講座、171説明等
(2025年6月14日撮影)

小型LED“アイムライト”組み立て作業も楽しみました
(2025年6月14日撮影)
●珠洲市蛸島公民館と輪島市稲屋町稲屋第1団地、被災地内ネット交流会(第8回目ネット交流会)
BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年6月14日午前、「珠洲市蛸島公民館と輪島市稲屋町稲屋第1団地、被災地内ネット交流会(第8回目ネット交流会)」を実施しました。有馬 修二も参加しました。
スマホ講座を一旦中断して、珠洲市蛸島公民館(蛸島公民館長 増田 純氏、スマホ研修参加者)と輪島市稲屋町稲屋第1団地(自治会長 保 靖夫氏、自治会役員 千場 昇一氏、水谷 正明氏)をネットで結んで、担当している被災地の現状、最近の取り組み内容について、情報交換から開始しました。
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●珠洲市蛸島公民館、移動型BHNスマホ講座の再開
再開したスマホ講座では、BHNパソコンコーナーの構成品を活用して、座ってできる健康カラオケ体操を楽しみました。シニアスマホ教室参加者の皆さまと写真撮影し、公民館長(増田 純氏)を囲んで、今後の活動内容について打ち合わせました。

珠洲市蛸島公民館 座って出来る健康体操を楽しむ皆さま
(2025年6月14日撮影)

珠洲市蛸島公民館 シニアスマホ教室参加者の皆さまと写真撮影
(2025年6月14日撮影)

珠洲市蛸島公民館 公民館長(増田 純氏)を囲んで懇談会
(2025年6月14日撮影)
■BHNパソコンコーナー定期巡回設備点検及び活用相談会
BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年6月14日午前、珠洲市蛸島町第1団地集会所、珠洲市正院町第1団地集会所、珠洲市宝立町第1団地集会所を訪問して、BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検を実施しました。

珠洲市蛸島町第1団地集会所
BHNパソコンコーナー定期巡回設備点検
(2025年6月14日撮影)

珠洲市正院町第1団地集会所
BHNパソコンコーナー定期巡回設備点検
(2025年6月14日撮影)

珠洲市宝立町第1団地集会所
BHNパソコンコーナー定期巡回設備点検(左)、健康体操(右)が始まりました
(2025年6月14日撮影)
BHN北陸事務所では、引き続き、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた12カ所の仮設住宅団地集会所を活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進していきます。地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めていきます。
これまでの活動状況は以下のページをごらんください。
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二