令和6年能登半島地震被災者支援事業~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(28)~

2025年8月19日(火)16:00

 

 

BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)は、令和6年能登半島地震被災地、主に、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設された仮設住宅団地・集会所等を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み」を実施しています。

BHN北陸事務所PC/エリアマネージャー・現地調整担当(坂下 武吉氏)が中心となって、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設される仮設住宅団地・集会所等を対象に「BHNパソコンコーナー」を開設する計画で、当該市役所担当課及び当該仮設住宅団地自治会役員等に対する現地調整業務を慎重に実施し、現地調整業務を完了した市町毎に「BHNパソコンコーナーの開設作業」に移行しました。

BHN北陸事務所では、①2024年6月1日(土)、珠洲市内の仮設住宅団地集会所3カ所(珠洲市 宝立町第1団地 約153戸、珠洲市 蛸島町第1団地 約117戸、珠洲市 正院町第1団地 約76戸)に、②2024年6月7日(金)、穴水町内の仮設住宅団地集会所2カ所(穴水町 由比ケ丘団地第1集会所及び第2集会所 約170戸)に、③2024年7月19日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市 町野町第2団地 約268戸及び輪島市 門前町道下第1団地 約279戸)に、④2024年8月16日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市門前町 清水第1団地 約69戸及び道下第2団地 約68戸)に、⑤2024年9月25日(水)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市山岸町 山岸町団地 約251戸及び輪島市稲屋町 稲屋第1団地 約89戸)に、⑥2025年2月16日(日)、輪島市内の仮設住宅団地集会所1カ所(輪島市 町野町第1団地 約81戸)に実施し、被災地全体で3市町12カ所の仮設住宅団地集会所(総計 約1621戸)へ「BHNパソコンコーナーの開設作業」を完了しました。

なお、上記に加えて、珠洲市担当課から寄せられた特別な要望に応えて、2025年4月12日(土)珠洲市大谷町第1仮設住宅団地に、2025年8月9日(土)珠洲市宝立町第2団地に、予備機として保有していたパソコン、カラープリンター、カラーインク、印刷用紙等を活用して「臨時BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。

BHN北陸事務所が開設したBHNパソコンコーナーの構成品は、ドコモ5G Wi-Fiルーター home5G HR02、SH-52B、小型ノートパソコン、タブレット、カラープリンター、印刷用インク・印刷用紙、携帯用LED“アイムライト”、テーブル・イス、収納箱、各種説明資料等です。

BHNが実施している令和6年能登半島地震被災者支援事業は、2024年10月31日付けで「ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回中長期助成事業の助成団体」として決定されました。ボラサポ事務局から届いた赤い羽根・ボラサポシールの貼付及び赤い羽根・ボラサポ旗を掲揚しながら、令和6年能登半島地震被災者支援活動を実施しました。

更に、2025年3月1日付けで、活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」はJPF(ジャパンプラットフォーム、以下JPF)能登半島災害支援(地震・豪雨)助成事業として採択されました。JPFから示されたロゴマークを貼付・掲示しながら「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」を実施しています。

 

BHN北陸事務所では、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた12カ所等の仮設住宅団地集会所を活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進しています。地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④仮設住宅団地自治会役員・世話人・住民等による企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めています。なお、珠洲市担当課より特別な支援要請を受けて、珠洲市蛸島公民館及び日置公民館等を対象に「移動型BHNスマホ講座」を実施しています。

 

 

珠洲市宝立町第2団地に、臨時BHNパソコンコーナー開設作業

 

BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、珠洲市担当課から寄せられた特別な要望に応えて、2025年8月9日(土)午前、珠洲市宝立町第2団地集会所(集会所責任者 小松俊二氏)において「臨時BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。臨時BHNパソコンコーナーとして、パソコン、カラープリンター、カラーインク、印刷用紙等を配備しました。

 

珠洲市宝立町第2団地集会所(集会所管理者 小松 俊二氏)
臨時BHNパソコンコーナー開設作業完了
(2025年8月9日撮影)

 

珠洲市宝立町第2団地集会所、集会所管理者小松 俊二氏は、早速、パソコン、プリンター、プリンター用インク、印刷用紙の活用を開始しました。

 

珠洲市宝立町第2団地集会所
臨時BHNパソコンコーナー開設のお知らせ
(2025年8月9日撮影)

 

 

珠洲市日置公民館、「BHNスマホ講座(第3回目)」(第13回目ネット交流会)

 

BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年8月9日(土)午前、珠洲市日置公民館(公民館長 寺井 一也氏、主事 増田 千紘氏)において「BHNスマホ講座(第3回目)」を開催しました。BHN本部から有馬 修二も参加しました。

なお、午前の珠洲市日置公民館では、BHN北陸事務所主催スマホ講座に加えて、もう一つ大きなイベントが計画されていました。それは、石川県能美市赤十字奉仕団様による昼食会でした。

 

●珠洲市日置公民館にネット交流会用タブレットを配備

「BHNスマホ講座(第3回目)」の開始に先立ち、BHN北陸事務所から珠洲市日置公民館(公民館長 寺井 一也氏、主事 増田 千紘氏)に対し、ネット交流会用にタブレットを配備しました。現在、BHN北陸事務所では「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして、令和6年能登半島地震被災者支援活動を推進しています。被災者住民の皆さまと一緒に取り組む地域コミュニティ活動に豊富な実績がある珠洲市日置公民館様が、BHN北陸事務所が取り組んでいる「被災地間・被災地内ネット交流会」に、容易に加わっていただけるように「ネット交流会用タブレット」を配備しました。

 

珠洲市日置公民館にネット交流会用タブレットを配備
(公民館長 寺井 一也氏、主事 増田 千紘氏)
(2025年8月9日撮影)

 

●珠洲市日置公民館 スマホ講座(第3回目)、短いネット交流会、座ってできる健康体操

BHN北陸事務所(主任講師 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)のスマホ講座(第3回目)は、最初からすっかり打ち解けて始まりました。

 

珠洲市日置公民館 スマホ講座(第3回目)
(2025年8月9日撮影)

 

スマホ講座の中で、珠洲市日置公民館のスマホ講座に参加している皆さまとBHN本部 有馬 修二は短いネット交流会を実施しました。その中で、BHNのホームページ上で(トップページ)、(活動レポート検索 )、珠洲市日置公民館で開催したスマホ講座の模様等ご紹介していることをネット交流会用テレビ画面に写してお話しました。

 

珠洲市日置公民館のスマホ講座に参加している皆さまと
BHN本部 有馬 修二は短いネット交流会を開催しました
(2025年8月9日撮影)+(ネット交流会の動画)

画像をクリックするとYoutubeが開きます◆

 

珠洲市日置公民館のスマホ講座
座ってできる健康体操
(2025年8月9日撮影)

 

●石川県能美市赤十字奉仕団様による昼食会へ

BHN北陸事務所のスマホ講座終了直後、石川県能美市赤十字奉仕団様による昼食会が開催されました。BHN北陸事務所のメンバーもご招待を受け、皆さまと一緒に昼食会を楽しみました。

 

この日の昼食会メニューは豪華、うな重でした
BHN北陸事務所のメンバーもご招待を受けました
(2025年8月9日撮影)

 

輪島市門前町道下第1団地、自治会世話人様向けパソコン・タブレット特別研修会

 

BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年8月9日(土)午後、輪島市門前町道下第1団地集会所において、「自治会世話人様向けパソコン・タブレット特別研修会」を開催しました。

 

輪島市門前町道下第1団地集会所
自治会世話人様向けにパソコン・タブレット研修会案内チラシ
(2025年8月9日撮影)

 

●自治会世話人向け短時間タブレット活用研修会(第14回目ネット交流会)

輪島市門前町道下第1団地自治会世話人(上岡 元子氏、大倉 好子氏、神崎 智子氏、六田 定子氏)様向けの短時間タブレット研修会を開催しました。タブレットWi-Fi接続のためのネットワーク設定を完了後、タブレット試験を兼ねて、BHN本部 有馬 修二と短いネット交流会を実施しました。BHN北陸事務所が力を入れて取り組んでいる「被災地間・被災地内ネット交流会」の趣旨を説明しました。

現在、BHN北陸事務所では「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして令和6年能登半島地震被災者支援活動を推進しています。被災者住民が力を合わせて取り組む地域コミュニティ活動に豊富な実績がある輪島市門前町道下第1団地自治会世話人様が、BHN北陸事務所が取り組んでいる「被災地間・被災地内ネット交流会」に、容易に加わっていただけるように「ネット交流会用タブレット」を配備しました。

 

輪島市門前町道下第1団地集会所
自治会世話人様向け短時間タブレット活用研修会
(2025年8月9日撮影)

 

●「薔薇の花入り道下第1団地オリジナルTシャツ作成」研修会

輪島市門前町道下第1団地自治会世話人(上岡 元子氏、大倉 好子氏、神崎 智子氏、六田 定子氏)では、輪島市門前町道下第1団地自治会活動に活用する「薔薇の花入り道下第1団地オリジナルTシャツの作成アイデアが討論」されました。そこで、BHNパソコンコーナーに配備している機材等を使って、「輪島市門前町道下第1団地集会所自治会世話人様向けパソコン・タブレット研修会」として、企画実施することになりました。

 

輪島市門前町道下第1団地集会所
「薔薇の花入りTシャツのデザイン検討中」
(2025年8月9日撮影)

 

輪島市門前町道下第1団地集会所
「薔薇の花入りオリジナルTシャツを着てパソコン操作」(左)
「薔薇の花入りオリジナルTシャツ作成作業」(右)
(2025年8月9日撮影)

 

完成した薔薇の花入りオリジナルTシャツを試着して、パソコン・タブレット講座を終了しました。

 

輪島市門前町道下第1団地集会所
「完成した薔薇の花入りオリジナルTシャツ」を試着
(2025年8月9日撮影)

 

 

「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして

 

BHN北陸事務所では、引き続き、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた仮設住宅団地集会所及び特別な支援活動要請を受けた公民館等を主な活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進していきます。

地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めていきます。

特に、「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして被災者支援活動を推進していきます。

 

これまでの活動状況は以下のページをごらんください。

令和6年能登半島地震被災者支援事業(その1

令和6年能登半島地震被災者支援事業(その2

 

 

令和6年能登半島地震被災者支援事業
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二

 

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*緊急時の人道支援フェーズ BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年1月1日~2025年3月31日」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施していました。
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*緊急時の人道支援フェーズ 活動名「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年4月1日~2025年3月31日」は、ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回助成事業に採択されて、事業を実施しました。

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*生活向上のための支援フェーズ  活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」、事業期間:「2025年3月1日~2026年3月31日」は、JPF能登半島災害支援(地震・豪雨)に採択されて、事業を実施しています。

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*生活向上のための支援フェーズ  BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2025年4月1日~2027年3月31日(期間延長あり)」は、NTT西日本株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施しています。
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