令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(32)~
2025年11月25日(火)15:14
BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)は、令和6年能登半島地震被災地、主に、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設された仮設住宅団地・集会所等を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み」を実施しています。
BHN北陸事務所PC/エリアマネージャー・現地調整担当(坂下 武吉氏)が中心となって、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設される仮設住宅団地・集会所等を対象に「BHNパソコンコーナー」を開設する計画で、当該市役所担当課及び当該仮設住宅団地自治会役員等に対する現地調整業務を慎重に実施し、現地調整業務を完了した市町毎に「BHNパソコンコーナーの開設作業」に移行しました。
BHN北陸事務所では、①2024年6月1日(土)、珠洲市内の仮設住宅団地集会所3カ所(珠洲市 宝立町第1団地 約153戸、珠洲市 蛸島町第1団地 約117戸、珠洲市 正院町第1団地 約76戸)に、②2024年6月7日(金)、穴水町内の仮設住宅団地集会所2カ所(穴水町 由比ケ丘団地第1集会所及び第2集会所 約170戸)に、③2024年7月19日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市 町野町第2団地 約268戸及び輪島市 門前町道下第1団地 約279戸)に、④2024年8月16日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市門前町 清水第1団地 約69戸及び道下第2団地 約68戸)に、⑤2024年9月25日(水)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市山岸町 山岸町団地 約251戸及び輪島市稲屋町 稲屋第1団地 約89戸)に、⑥2025年2月16日(日)、輪島市内の仮設住宅団地集会所1カ所(輪島市 町野町第1団地 約81戸)に実施し、被災地全体で3市町12カ所の仮設住宅団地集会所(総計 約1621戸)へ「BHNパソコンコーナーの開設作業」を完了しました。
上記に加えて、珠洲市担当課から寄せられた特別な要望に応えて、2025年4月12日(土)珠洲市大谷町第1仮設住宅団地に、20205年8月9日(土)珠洲市宝立町第2仮設住宅団地に、予備機として保有していたパソコン、カラープリンター、カラーインク、印刷用紙等を活用して「臨時BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。
なお、BHN北陸事務所が開設したBHNパソコンコーナーの構成品は、ドコモ5G Wi-Fiルーター home5G HR02、SH-52B、小型ノートパソコン、タブレット、カラープリンター、印刷用インク・印刷用紙、携帯用LED“アイムライト”、テーブル・イス、収納箱、各種説明資料等です。
BHNが実施している令和6年能登半島地震被災者支援事業は、2024年10月31日付けで「ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回中長期助成事業の助成団体」として決定されました。ボラサポ事務局から届いた赤い羽根・ボラサポシールの貼付及び赤い羽根・ボラサポ旗を掲揚しながら令和6年能登半島地震被災者支援活動を実施しました。
更に、2025年3月1日付けで、活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」はJPF(ジャパンプラットフォーム、以下JPF)能登半島災害支援(地震・豪雨)助成事業として採択されました。JPFから示されたロゴマークを貼付・掲示しながら「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」を実施しています。
BHN北陸事務所では、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた12カ所等の仮設住宅団地集会所を活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進しています。地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナー等の定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナー等の個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④仮設住宅団地自治会役員・世話人・住民等による企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登半島地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めています。なお、珠洲市担当課より特別な支援要請を受けて、珠洲市蛸島公民館及び日置公民館等を対象に「移動型BHNスマホ研修会」を実施しています。
■輪島市町野町第1団地集会所、BHNパソコンコーナーのプリンター故障修理作業
BHN北陸事務所(坂下 武吉氏、中川 敏弘氏)は、2025年10 月16日(木)、輪島市町野町第1仮設住宅団地集会所を直接訪問し、BHNパソコンコーナーのプリンター故障修理作業を実施しました。プリンター不具合の知らせを受けて故障修理作業に即応したことから、町野町第1団地自治会役員の皆さまからお礼の言葉を頂戴しました。なお、BHNパソコンコーナーのカラープリンターは、仮設住宅団地自治会役員・世話人・住民等による企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動において、重要な役割を果たしています。

輪島市町野町第1団地
BHNパソコンコーナー プリンター故障修理作業
(2025年10月16日撮影)
■輪島市門前町第1団地集会所、「BHNスマホ研修会(第8回目)」
BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、荒川 修司氏、中川 敏弘氏)は、2025年10 月26日(日)午前、輪島市門前町第1仮設住宅団地集会所において「BHNスマホ研修会(第8回目)」を開催しました。この日のスマホ研修会は、集会所の半分だけのスペースを使った小規模スマホ研修会でした。

輪島市門前町道下第1団地 小規模スマホ研修会
(2025年10月26日撮影)

輪島市門前町道下第1団地 みんなで軽体操
(2025年10月26日撮影)
●2024年能登半島地震被災状況説明会の事前打ち合わせ(第20回目ネット交流会)
BHN北陸事務所メンバーと自治会世話人さん(上岡 元子氏、大倉 好子氏、神崎 智子氏)は、2025年11月19日開催予定の「2024年能登半島地震被災状況説明会(輪島市門前町道下第1団地)」の事前打ち合わせ会を実施しました。
自治会世話人さん達は、スマホ研修会が始まっても、集会所の残り半分のスペースをそのまま使って、2025年11月19日開催予定「2024年能登半島地震被災状況説明会(輪島市門前町道下第1団地)」の段取り、説明内容の詳細化検討を継続していました。自治会世話人さんと有馬は、会合終了時にごく短いネット交流会を実施しました。

輪島市門前町道下第1団地
自治会世話人と事前打ち合わせ、短いネット交流会
(2025年10月26日撮影)
■輪島市稲屋町稲屋第1団地集会所、BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検・活用相談
BHN北陸事務所(姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、中川 敏弘氏、荒川 修司氏)は、2025年10 月26日(日)午後、輪島市稲屋町稲屋第1団地集会所、BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検作業を実施しました。併せて、自治会役員・千場 昇一氏と懇談しました。

輪島市稲屋町稲屋第1団地
BHNパソコンコーナー 定期巡回設備点検作業(その1)
(2025年10月26日撮影)

輪島市稲屋町稲屋第1団地
BHNパソコンコーナー 定期巡回設備点検作業(その2)
(2025年10月26日撮影)

輪島市稲屋町稲屋第1団地
BHNパソコンコーナー 自治会役員(千場 昇一氏)と懇談
(2025年10月26日撮影)
■珠洲市日置公民館、「BHNスマホ研修会(第6回目)」
BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、荒川 修司氏、中川 敏弘氏)は、2025年11月15 日(土)午前、珠洲市日置公民館において「BHNスマホ研修会(第6回目)」を開催しました。この日の移動型スマホ講座も、珠洲市日置公民館 増田 千紘主事の挨拶から始まりました。BHN本部から有馬 修二も参加しました。
◆画像をクリックするとYoutubeが開きます◆

珠洲市日置公民館 座ってできる健康体操
(2025年11月15日撮影)
■珠洲市宝立町第2団地、プリンター更改作業
BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、荒川 修司氏、中川 敏弘氏)は、2025年11月15 日(土)午後、珠洲市宝立町第2団地の臨時BHNパソコンコーナーにおいて、メンテナンスフリーを目的にプリンター(カートリッジ方式からタンク方式へ)の更改作業を実施しました。これでプリンター用インクが長持ちします。

珠洲市宝立町第2団地 プリンター更改作業
(2025年11月15日撮影)
■JPF広報映像にてBHNの支援活動が紹介されました
2025年10月31日、ジャパン・プラットフォーム(JPF)のYouTubeチャンネル「ソーシャルグッド タイムズ」において、BHNの国内災害被災者支援活動「令和6年能登半島地震被災者支援事業」が紹介されました。この映像は、2025年10月10日、及び16日に実施された現地取材をもとに制作されたものです。
●配信映像はこちら
JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20
BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」
▶️ https://youtu.be/TXbnB64Rn4A

JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20
BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」
●関連するBHN活動報告を掲載
BHNの公式ウェブサイトでは、関連するBHN活動報告を掲載しています。
「令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(31)~」

BHNの公式ウェブサイト
「令和6年能登半島地震被災者支援事業(No.31)」
上記リンクからBHNの活動をご覧いただけますと幸いです。多くの皆さまにご視聴をいただき、支援活動へのご理解と共感の輪を広げていただきたいと希望しています。
■「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして
BHN北陸事務所では、引き続き、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた仮設住宅団地集会所及び特別な支援活動要請を受けた公民館等を主な活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進していきます。
地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めていきます。
特に、「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして被災者支援活動を推進していきます。
これまでの活動状況は以下のページをごらんください。
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二



