令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(33)~

2025年11月28日(金)13:40

 

BHN北陸事務所(所長:姉﨑 幸雄氏)は、令和6年能登半島地震被災地、主に、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設された仮設住宅団地・集会所等を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み」を実施しています。

BHN北陸事務所PC/エリアマネージャー・現地調整担当(坂下 武吉氏)が中心となって、石川県珠洲市、穴水町、輪島市等に建設される仮設住宅団地・集会所等を対象に「BHNパソコンコーナー」を開設する計画で、当該市役所担当課及び当該仮設住宅団地自治会役員等に対する現地調整業務を慎重に実施し、現地調整業務を完了した市町毎に「BHNパソコンコーナーの開設作業」に移行しました。

BHN北陸事務所では、①2024年6月1日(土)、珠洲市内の仮設住宅団地集会所3カ所(珠洲市 宝立町第1団地 約153戸、珠洲市 蛸島町第1団地 約117戸、珠洲市 正院町第1団地 約76戸)に、②2024年6月7日(金)、穴水町内の仮設住宅団地集会所2カ所(穴水町 由比ケ丘団地第1集会所及び第2集会所 約170戸)に、③2024年7月19日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市 町野町第2団地 約268戸及び輪島市 門前町道下第1団地 約279戸)に、④2024年8月16日(金)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市門前町 清水第1団地 約69戸及び道下第2団地 約68戸)に、⑤2024年9月25日(水)、輪島市内の仮設住宅団地集会所2カ所(輪島市山岸町 山岸町団地 約251戸及び輪島市稲屋町 稲屋第1団地 約89戸)に、⑥2025年2月16日(日)、輪島市内の仮設住宅団地集会所1カ所(輪島市 町野町第1団地 約81戸)に実施し、被災地全体で3市町12カ所の仮設住宅団地集会所(総計 約1621戸)へ「BHNパソコンコーナーの開設作業」を完了しました。

上記に加えて、珠洲市担当課から寄せられた特別な要望に応えて、2025年4月12日(土)珠洲市大谷町第1仮設住宅団地に、20205年8月9日(土)珠洲市宝立町第2仮設住宅団地に、予備機として保有していたパソコン、カラープリンター、カラーインク、印刷用紙等を活用して「臨時BHNパソコンコーナーの開設作業」を実施しました。

尚、BHN北陸事務所が開設したBHNパソコンコーナーの構成品は、ドコモ5G Wi-Fiルーター home5G HR02、SH-52B、小型ノートパソコン、タブレット、カラープリンター、印刷用インク・印刷用紙、携帯用LED“アイムライト”、テーブル・イス、収納箱、各種説明資料等です。

BHNが実施している令和6年能登半島地震被災者支援事業は、2024年10月31日付けで「ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回中長期助成事業の助成団体」として決定されました。ボラサポ事務局から届いた赤い羽根・ボラサポシールの貼付及び赤い羽根・ボラサポ旗を掲揚しながら令和6年能登半島地震被災者支援活動を実施しました。

更に、2025年3月1日付けで、活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」はJPF(ジャパンプラットフォーム、以下JPF)能登半島災害支援(地震・豪雨)助成事業として採択されました。JPFから示されたロゴマークを貼付・掲示しながら「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」を実施しています。

BHN北陸事務所では、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた12カ所等の仮設住宅団地集会所を活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進しています。地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナー等の定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナー等の個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④仮設住宅団地自治会役員・世話人・住民等による企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登半島地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めています。尚、珠洲市担当課より特別な支援要請を受けて、珠洲市蛸島公民館及び日置公民館等を対象に「移動型BHNスマホ研修会」を実施しています。

 

 

■2024年能登半島地震被災状況説明会(輪島市)開催(第21回目ネット交流会)

 

2025年11月19日、「2024年能登半島地震被災状況説明会(輪島市)」を開催しました。

13:00~14:00 「輪島市 天領黒島地区視察会」、黒島地区此花町町会長 北野 昭男氏に現地案内説明をお願いしました。

14:00~14:40 「輪島市門前町道下第1団地集会所 能登半島地震被災状況説明会」、門前町道下第1団地自治会役員・世話人の皆さまに講師をお願いしました。

これら2つの活動の中で、ネット交流会を合わせて実施しました。

 

開催案内 能登半島地震被災状況説明会
「輪島市 天領黒島地区、輪島市門前町道下第1団地」
(2025年11月19日版)

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■「輪島市 天領黒島地区視察会」

 

2025年11月19日13:00~14:00 「輪島市 天領黒島地区視察会」では、黒島地区此花町町会長 北野昭男氏に現地案内説明をお願いしました。金沢市寺町台まちづくり協議会26名(含む、金沢市役所2名、BHN北陸事務所1名)が参加しました。BHN北陸事務所 所長 姉﨑 幸雄氏が引率しました。

一行は、金沢市から貸し切りバスで到着しました。出迎えて頂いた黒島地区此花町町会長 北野 昭男氏から輪島市天領黒島地区の被災状況の説明を受けました。更に、輪島市黒島天領北前船資料館で展示物のご説明をしていただきました。

 

能登半島地震被災地、天領「黒島」地区
黒島地区此花町町会長 北野 昭男氏の現地案内説明、海底隆起した黒島漁港
(2025年11月19日撮影)

 

能登半島地震被災地、天領「黒島」地区 被災状況
黒島地区此花町町会長 北野 昭男氏による現地案内説明
(2025年11月19日撮影)

 

さらに、輪島市黒島天領北前船資料館を訪問し、北前船に関する数々の展示物の説明を受けました。金沢市寺町台まちづくり協議会の皆さまは、黒島地区此花町町会長 北野 昭男氏にお礼とお見舞いをお渡ししてから、参加者そろって記念写真を撮りました。

 

天領「黒島」地区、輪島市黒島天領北前船資料館
展示資料見学(北野 昭男氏による展示資料説明)
(2025年11月19日撮影)

 

天領「黒島」地区、輪島市黒島天領北前船資料館前
輪島市寺町台まちづくり協議会の皆さま、そろって記念写真
(2025年11月19日撮影)

 

 

■「輪島市門前町道下第1団地集会所 能登半島地震被災状況説明会」

 

金沢市寺町台まちづくり協議会26名(含む、金沢市役所2名、BHN北陸事務所1名)一行は、天領「黒島」地区から輪島市門前町道下第1団地集会所へ移動しました。

2025年11月19日14:10~14:40 「輪島市門前町道下第1団地集会所 能登半島地震被災状況説明会」では、BHN北陸事務所(所長 姉﨑 幸雄氏、坂下 武吉氏、荒川 修司氏、中川 敏弘氏)4名と輪島市門前町道下第1団地自治会役員・世話人3名が主催して開催しました。

金沢市寺町台まちづくり協議会25名(含む、金沢市役所2名)、輪島市役所1名、輪島市稲屋町稲屋第1団地自治会役員ネット参加1名、BHN本部ネット参加1名、合計35名が参加しました。

 

能登半島地震被災状況説明会 企画資料
「輪島市 天領黒島地区、輪島市門前町道下第1団地」
(2025年11月19日版)

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能登半島地震被災状況
輪島市門前町道下第1団地 配布説明資料
(2025年11月19日版)

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被災状況説明には、輪島市門前町道下第1団地自治会世話人(上岡 元子氏、大倉 好子氏、神崎 智子氏)3名があらかじめ検討・作成した説明資料を印刷して準備しました。尚、説明会には、輪島市門前町道下第1団地自治会長の上岡氏、自治会世話人の大倉氏、神崎氏の3名からお話をしていただきました。総合司会はBHN北陸事務所の所長 姉﨑 幸雄氏が担当しました。輪島市稲屋町稲屋第1団地自治会役員 千場 昇一氏とBHN東京本部 有馬 修二はそれぞれネット交流会に参加しました。

 

能登半島地震被災状況説明会 輪島市門前町道下第1団地
講師は自治会長上岡氏、世話人大倉氏・神崎氏の3名
(2025年11月19日撮影)

 

(動画) 能登半島地震被災状況説明会 輪島市門前町道下第1団地
能登半島地震被災状況説明会
(2025年11月19日撮影)

画像をクリックするとYoutubeが開きます◆

 

金沢市寺町台まちづくり協議会から、輪島市門前町道下第1団地の自治会長上岡氏にお礼とお見舞いをお渡しました。

 

能登半島地震被災状況説明会
輪島市門前町道下第1団地へお礼とお見舞い
(2025年11月19日撮影)

 

 

■JPF広報映像にてBHNの支援活動が紹介されました

 

2025年10月31日、ジャパン・プラットフォーム(JPF)のYouTubeチャンネル「ソーシャルグッド タイムズ」において、BHNの国内災害被災者支援活動「令和6年能登半島地震被災者支援事業」が紹介されました。この映像は、2025年10月10日、及び16日に実施された現地取材をもとに制作されたものです。

 

●配信映像はこちら

JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20

BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」

▶️ https://youtu.be/TXbnB64Rn4A

 

JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20
BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」

 

●関連するBHN活動報告を掲載

BHNの公式ウェブサイトでは、関連するBHN活動報告を掲載しています。

「令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(31)~」

 

BHNの公式ウェブサイト
「令和6年能登半島地震被災者支援事業(No.31)」

上記リンクからBHNの活動をご覧いただけますと幸いです。多くの皆さまにご視聴をいただき、支援活動へのご理解と共感の輪を広げていただきたいと希望しています。

 

 

■「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして

 

BHN北陸事務所では、引き続き、BHNパソコンコーナー開設作業を終えた仮設住宅団地集会所及び特別な支援活動要請を受けた公民館等を主な活動拠点にして、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化活動を推進していきます。

地域ごとの被災者要望を加味しながら、①BHNパソコンコーナーの定期巡回設備点検、②BHNパソコンコーナーの個別活用相談、③小規模スマホ研修会・ICT研修会・ICT健康体操会を継続していきます。更に、④企画・案内チラシ作成配布を伴う自主企画型コミュニティ活動の促進、及び⑤復興段階を迎えた被災地との「被災地間ネット交流会」、加えて、能登地震被災地内での「被災地内ネット交流会」を進めていきます。

特に、「BHNスマホ研修会及び被災地間・被災地内ネット交流会」を軸にして、「ネット活用型被災者支援活動」を推進していきます。

 

 

これまでの活動状況は以下のページをごらんください。

令和6年能登半島地震被災者支援事業(その1

令和6年能登半島地震被災者支援事業(その2

 

 

令和6年能登半島地震被災者支援事業
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二

 

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*緊急時の人道支援フェーズ BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年1月1日~2025年3月31日」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施していました。
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*緊急時の人道支援フェーズ 活動名「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2024年4月1日~2025年3月31日」は、ボラサポ・令和6年能登半島地震第5回助成事業に採択されて、事業を実施しました。

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*生活向上のための支援フェーズ  活動名「ICTを活用したコミュニティ活動再生・活性化支援事業」、事業期間:「2025年3月1日~2026年3月31日」は、JPF能登半島災害支援(地震・豪雨)に採択されて、事業を実施しています。

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*生活向上のための支援フェーズ  BHN自主事業「令和6年能登半島地震被災者支援事業」、事業期間:「2025年4月1日~2027年3月31日(期間延長あり)」は、NTT西日本株式会社(CLUB NTT-West)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を実施しています。
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