この度の新型コロナの蔓延で、「情報弱者」情報が行き届かない【情報弱者】のために
新型コロナウィルスの感染予防には、一人一人が正しい情報を得て行動を変えていくことがとても重要ですが、途上国の地方に住む人びとの中には、貧困や言葉の問題、通信環境が脆弱であるために十分な情報を得ることができない「情報弱者」が多く存在します。そのような人たちにコロナウィルスに関する情報を届けるために、各国のコミュニティラジオ放送局は、懸命な活動を続けています。
また、コロナウィルスは、社会のひずみや弱い部分を浮き彫りにします。人々が危機に直面している今だからこそ、改めて「コミュニティ」の意義を問い直し、地域の人々と共に人権について考える、そんな役割もコミュニティ放送局は担っているのです。
にもっとも身近なメディアである途上国のコミュニティ放送局が、広告収入が激減し、財政的な危機に直面してします。このため、独自に情報収集をしたり、新たな放送コンテンツを作成する人的余裕も無く、途上国の地方に住む人びとに必要なコロナ対策の情報を届けることが困難な状況にあります。

そこで、AMARC-AP (世界コミュニティ放送連盟のアジア太平洋地域事務所：以下　AMARC-AP)は、2020年4月に「コロナウィルス対策キャンペーン」を立ち上げ、広く資金を募り、放送局支援に乗り出しました。
BHNは、このAMARC-APのキャンペーンに賛同いたします。
コロナ禍で困窮するアジアのコミュニティ放送局の活動を、ぜひ皆さまもご支援ください。

その他にも、AMARC-APは、この度のコロナの窮状のなかで、途上国の放送体制を支援するために以下のような活動・各局が地域住民に対してわかりやすくコロナウィルスについて情報提供できるよう、放送コンテンツとして使える情報をホームページに掲載し提供しています。
・個人ができる予防対策情報をまとめたものや、人々の記憶に残るように伝えるための放送原稿のサンプルや伝え方のコツ、参考となる情報源のリンク先も提供しています。
・コロナウィルスに関するデマ、コロナ感染に付随して起こりうる差別、偏見、暴力の問題等について人々に知ってもらうためのコンテンツも提供しています。を行っています。

そして、BHNはこれまでにAMARC-APとともに、途上国の放送局の立ち上げや災害復旧支援をしてきました。

このキャンペーンでは、１３カ国から50のコミュニティ放送局が参加し、地域住民およそ100万人に対してこれらのコンテンツを活用した放送を日々続けています。
この中には、BHNがこれまでに放送局の立ち上げや災害復旧支援をしてきたネパール、バングラデシュ、インドネシアの放送局も参加しています。

住民がラジオを聞いているところ（Sona Khatik.CR Kapiilvastu)	グルババ コミュニティ放送局のプスパ・チョードリー局長が住民にインタビューしている様子（Puspa Chowdhary, CR Gurbaba）
バングラデシュNalta放送局（BNNRC提供）	BHNが開設支援したバングラデシュ・ハティア島シャゴール・ディップ放送局（BNNRC提供）
インドネシア　Mosintuwu放送局（AMARC-AP提供）	BHNが開設支援したインドネシア・スラウェシ島Tutura放送局（AMARC-AP提供）

寄附金は全額「新型コロナウィルス対策キャンペーン」のためにAMARC-APに寄附させていただきます。

こちらの募金は終了いたしました。

ご協力有難うございました。

募金の概要

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