【バングラデシュ】ハティア島の全シェルターにラジオを寄贈する資金が集まりました

2016年12月6日(火)10:27   イベント、その他


BHN関西事務所はバングラデシュ・ハティア島のシェルターへのラジオ寄贈活動を昨年から実施しています。ご家庭で不要となった物品の提供を受け、それを換金するシステム(お宝エイド)やラジオ寄贈への寄附を募り、バングラデシュ・ハティア島にBHNの構築したFM放送局が開局した日と同じ昨年11月12日、20ヶ所のシェルターに各1台のラジオを寄贈することが出来ました。
 
1回目の寄贈以降、お宝エイド等で集まった資金により、本年10月20日に45ヶ所のシェルターにラジオを寄贈しました。しかし、島内に150ヶ所あるシェルター全部にラジオを寄贈するには資金が十分ではありません。そこで、インターネットを利用した資金集めとしてクラウドファンディングに挑戦することにしました。アメリカでは一般的な寄付金集めの手段として、今年のアメリカ大統領選挙にも活用された手法です。
 

今回は、日本のクラウドファンディングで最大規模のREADYFORを活用しました。この仕組みでは、募集期間内に目標金額に達成した場合、寄附頂いた金額が指定の口座に振り込まれますが、目標に達しない場合は、支援者に全額返還されます。そのため、目標額は抑え気味の30万円に設定しました。期間は、毎年関西で実施している講演会・写真展(第8回目)の開催日も入るよう、9月20日から11月24日までの65日間としました。
 
READYFORのプロジェクトページを作成し、インターネット上でアピールしました。また、支援していただけそうな方々にチラシを配布してお知らせすると同時に、知人へのメール送信やBHNのHPやfacebook等に掲載してPR活動を行いました。知人の中にはインターネットを利用して寄附することになじめないという方もいましたが、どうにか11月3日に目標金額に達しました。
 

最終的には、41名の方から34万4千円の支援を得ることが出来ました。また、READYFORと並行して、ラジオ寄贈の寄附金の協力をお願いしたところ、多額の寄附が集まり、これらを合わせて150ヶ所のシェルター全部にラジオを寄贈する資金を集めることができました。
 
ラジオ寄贈は、来年3月に34ヶ所のシェルターに、残りのシェルターは7月までに実施する予定です。なお、寄贈の模様は別途HP等でご報告します。本HPを通し協力頂いた方々に改めて御礼を申し上げます。
 

関西事務所 松井 正二

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