BHNチャリティーコンサート
2009年2月28日(終了しました)

2009年3月24日(火)15:19   イベント

 

外国人指揮者・プロの日本人ピアニストとNTTフィルハーモニー管弦楽団のコラボレーションで満員の聴衆を魅了

 

2月28日に、3回目となるBHNチャリティコンサートが開催されました。

 

NTTフィルハーモニー管弦楽団には、初回から演奏していただいています。今回は、指揮者にチェコフィルハーモニー管弦楽団ホルン奏者のイジィー・ハヴリークさんと、ピアノソロに船本貴美子さんを招き、感動的な演奏を聴かせていただきました。演奏していただいた皆様、ご来場の皆様、ボランティア等々でご協力を頂いた多くの皆様に、心から御礼申し上げます。

 

 

 


演奏していただいた方々から、感想を寄せていただきました。
写真と併せて、当日の様子をご覧下さい。

Jiri Havlik

Jiri Havlik

My last co-operation with NTT symphony orchestra was nice and lucky. Together with them and piano soloist Ms. Kimiko Funamoto we had unique opportunity to perform classical / romantic program for auditors in fully sold out concert hall ….  at Yotsuya.
I was really honored by the offer to perform in the frame of BHN charity project, which, as I understood, will be able to bring sources to people in really needed African countries. Both orchestra and soloist were well prepared for the program already before my arrival to Japan. Since the rehearsing time was limited, we couldn’t go into more deeply details of the studied scores, as would be wish of everybody of us. But anyway each of compositions fulfilled its function in sensitively created program.
It could gradate from opening beautiful Wagner’s “song for orchestra”, thru charming and joyful music of Mendelssohn-Bartholdy, to the closing Beethoven’s monumental piano composition. Especially last piece was able to address all people in the hall with the full intensity, primarily thanks to the piano art of Ms. Funamoto. Her colorful piano sound, in combination with technical mastery and especially with her ability “to sing by playing”, particularly in beautiful second movement, gave to the conclusion of concert really “stellar” atmosphere. At the same way, I was impressed by preparedness, artistic responsibility and “adaptability” of the orchestra.
All members, despite to the non-professional nature of their orchestral activity, were fully devoted to the concert assignment and then, even in so limited preparatory time, were able to quickly achieve a new surprisingly nice results in the orchestra sound.
I was really pleased by this kind of artistic co-operation and if some possibility in future could be found, my wish would be to come back to the orchestra for the longer time, perhaps even with possibility to work on some bigger symphonic scores.
Thank you very much.

(翻案)

チェコ フィルハーモニー管弦楽団ホルン奏者
イジィー・ハヴリーク

私のNTTフィルハーモニー管弦楽団との先日の共演は、大変すばらしくまた幸運でもありました。
NTTフィルとピアノソリストの船本貴美子さんと私は、東京の新宿四谷区民ホールの満員の聴衆のために、クラシックのロマンチックな曲を演奏するという他では経験できないような機会を持ちました。
私はBHNのためのチャリティコンサートで演奏するという提案を受けて、心から光栄に思いました。この場での私の演奏が、アフリカ諸国の人々が真に必要としている支援の原資になる行為と理解したからです。

NTTフィルとソリストの皆様は、私が日本に到着する前に、すでにすばらしいプログラムを用意してくださっていました。リハーサルの時間が限られていましたので、私たち演奏家が常日頃望むように楽譜の細部にまでより深く踏み込んで検討することはできませんでしたが、ともかく、それぞれの曲が、繊細な配慮を払って組み立てられたプログラムの中でそれぞれの役割を果たすことができました。

オープニングの、ワーグナーの「オーケストラのための歌曲」、チャーミングで楽しいメンデルスゾーン バルトルディーに続き、最後のベートーヴェンの堂々としたピアノ曲へと徐々に変化をつけながら演奏することができたのです。特に、最後の部分は、ホールの全ての聴衆に強烈な感動を与えることができました。何をおいても、船本さんのピアノ演奏に感謝いたします。

彼女の色彩豊なピアノの音色は、技術的に精通して「歌うように演奏する」技量とのコンビネーション、特に美しい音色のテンポで、コンサートの華となりました。

同様に、私は、オーケストラの周到な準備と芸術面の信頼性、それに適応力のあることに感銘を受けました。 NTTフィルの皆様は、演奏を職業としている人たちではないにもかかわらず、極めて限られた準備期間に割り当てられた役割に対して努力を傾注され、短時間で驚くほどすばらしいオーケストラサウンドを実現されました。 私はこのような共演を十分に楽しみました。そして、もし、将来何らかの可能性があるならば、私はもっと長期に亘ってこのオーケストラに戻って来たいと望んでいます。多分、そうすれば、より壮大な交響曲の演奏も可能になることでしょう。
ありがとうございました。

 

ピアノソリスト・船本貴美子

ピアノソリスト・船本貴美子

今回、BHNチャリティコンサートに出演させていただけましたこと、心から感謝いたします。“なんて贅沢な時間を過ごさせていただけたのだろう”と何度も思い出されると共に、オーケストラの音と会場満員のお客様の拍手の音が今でも鮮明に残っています。
今回のBHNチャリティコンサートも、私にとってさらに成長する良い経験となったように思います。以前ヨーロッパでの演奏旅行の時、本番前に緊張していた私を見て音楽家たちが言ってくれた言葉がありました。「どうして緊張しているの?こんなにたくさんのお客様の前で演奏できるなんてこんな幸せなことはないじゃない。楽しまなきゃ!」緊張することが当たり前だと思っていた私は、その言葉を聞いてキョトンとしてしまいました。頭で理解できたとしても、実際そんな気持ちになるのはなかなか難しい・・。それから何年か過ぎ、少しずつその意味がわかってきたと思っていたのですが、今回“初めてのピアノ協奏曲”ということで、また悪いその「緊張」の感覚がすっかり戻っていたのでした。

そんなとき、BHNチャリティコンサートの本番直前、舞台袖でハヴリーク氏がその何年か前と同じ言葉をかけてくださり、力が一気に抜け笑顔でステージに出ることができるようになったのでした。さらにオーケストラの皆様と客席の皆様が笑顔で迎え入れてくださったおかげで、悪い緊張はすっかりと姿を消し、音楽を通して皆様と一体になれたことで本当に胸がいっぱいになりました。

このような素敵な演奏の機会を与えていただいたBHN、NTTフィルハーモニー管弦楽団のみなさまに、心より感謝の意を表したいと思います。また皆様と今回のような素晴らしい演奏会が一緒にできることを心待ちにしたいと思います。本当にありがとうございました。

 

NTTフィルハーモニー管弦楽団コンサートマスタ・実行委員長
芳賀 大輝

この度は、BHNチャリティコンサートでの演奏の機会をいただき、誠にありがとうございました。私共も、微力ながらもチャリティに貢献できたことを心より嬉しく思います。
昨年の夏、コンサート実行委員会の皆様から「NTTフィルのみで演奏会を実施しないか」とお話をいただいた際は非常に嬉しく、いつも以上の意気込みで準備に臨んで参りました。そのため、今回は、NTTフィルのみで演奏するのではなく、NTTフィルが以前より幾度となくお世話になっていた船本さんをソリストに、また、チェコ フィルハーモニー管弦楽団からイジィー・ハヴリーク氏を指揮者としてお招きいたしました。
オーケストラのみならず、ピアノとのアンサンブル、アンコールでのホルンの音色など、様々な音楽のバリエーションをお楽しみいただけたかと思います。

最後になりましたが、実行委員の皆様には、今回の演奏会でも大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。

NTTフィルハーモニー管弦楽団 運営委員長
花舘 蔵之

2月28日に今年で3回目となるBHNチャリティコンサート実行委員会主催のチャリティ演奏会を無事成功することができました。会場は満席状態.熱い拍手で演奏会を終えることができたことは、会場にお越しいただきました沢山のお客様、ならびにBHNスタッフの皆様のおかげと団員一同大変感謝しております。ありがとうございました。

NTTフィルは、このチャリティ演奏会に過去3回とも参加させていただきました。第1回目はモーツァルトの交響曲第29番他、第二回目はベートーヴェンの交響曲第7番(第一楽章のみ)他、この2回は他団体の皆様と一緒に演奏会を開催しており、全プログラムがオーケストラではありませんでした。第3回目となる今年は全てNTTフィルで演奏させていただくことになり、加えて世界トップクラスのオーケストラとして名高いチェコ フィルハーモニー管弦楽団ホルン奏者のイジィー・ハヴリーク先生と、NTTフィルのピアノ・エキストラとして過去何度も出演いただいております船本貴美子さんをお招きし、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」を演奏することができました。

この演奏会を開催するにあたり、トレーナの先生方のご指導や、ピアノのある外部会場を確保して練習を朝早くから夜遅くまで行うなど、メンバー一同、大変力を入れてとりくんでまいりました。ホールの広さなどから室内楽編成での演奏となり、オーケストレーションも薄くなるため大変シビアなアンサンブル力が求められることになるのですが、ハヴリーク先生のご指導の下、無事演奏を行うことができました。

実は、この演奏会に私個人は3回とも裏方でコンサート実行委員会とNTTフィル間の調整をしてまいりましたが、今年は大変お客様からの反響が大変よかったと感じております。この演奏会によって、BHNの名前が社会に少しでも広まり浸透することになるなら、NTTフィルといたしましても少しはお役にたつことができたかなと思っております。そして、NTTフィルの演奏活動がNTTの社会貢献活動の一環として何かのお役に立つことができるなら、またご協力させていただきたいと思っております。
今後より一層BHNの活動が活発に行われますよう、団員一同応援しております。

注:NTTフィルハーモニー管弦楽団
1996年4月に結成されたNTT社員、NTTグループ会社社員、退職者、およびその家族、
約100名から構成されるオーケストラです。年に2回の定期演奏会を開催しています。
6月21日に東京芸術劇場大ホールで第25回定期演奏会(ブルックナー作曲/交響曲
第7番他)を予定しています。
詳しくはNTTフィルハーモニー管弦楽団事務局(URL http://www.nttphil.org)まで
お問い合わせください。

 

当日の模様を写真でご覧下さい。

 

リハーサルで温和なお人柄が伝わりました。温かいお人柄がにじみ出ているあたたかい感動を味わいました。(アンケートより)

楽団から贈られた花束を手に若手実力者の船本貴美子さん。NTTとのコラボ、大変良くすばらしい演奏でした。ピアニストの確かな技術に支えられたベートーヴェンのコンチェルト、音がクリアで美しいと思いました。ピアノがステキでした。(アンケートより)

アンコールは、お二人で、アメリカ民謡のシェナンドーを演奏。お二人での演奏のつややかさは最高でした。ピアノと即興のホルンに聞ほれました。ホルンのアンコールは、心打つもので、いっぺんに気に入りました。心を打つものがあった、ホルンの演奏を是非聴きたい。(アンケートより)

弦の響きが大変よかった、力強い演奏が素晴らしかった。団員皆様の真摯な演奏姿勢に感動を覚えました。素晴らしい演奏を聴かせて頂き幸運に思っています。NTTフィルがこれ程素敵な楽団に育つとは、NTT出身者として誇りを持ちました。(アンケートより)

リハーサルで。手前がコンサートマスターの芳賀さん。「いつも以上の意気込みで準備に臨んで参りました」

指揮者と同じ、ホルン奏者の酒井さん。リハーサル室で、一人で練習をされていました

新田家の双子です。ママが演奏中は、パパ(後列中央)がお守をしてくれました。

募金とアンケートにご協力いただきましてありがとうございました。募金では、106,048円のご協力をいただきました。海外における支援活動で、有効に利用させていただきます。

ボランティアの皆様、お疲れ様でした。

BHNが活動の中で出会った人たちとボランティアをテーマに、写真の展示を行いました。

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