【新理事長就任のご挨拶】

2021年7月29日(木)14:13   お知らせ

BHNテレコム支援協議会は7月より理事長が変わりました。

 


 
この度BHNの理事長に就任いたしました牧貞夫です。

私は1975年に電電公社に入社し、30歳を過ぎるころからグローバルビジネスに関わり、以来30年以上海外事業に関わってまいりました。
初めはNTTインターナショナルという子会社の設立、出向から始まりました。日揮、千代田化工、商社、外国のパートナーと組んでのエンジニアリング、コンサルティングから始めましたが、連戦連敗の中で人生観が変わるほどの衝撃を受け、私たちは、プライドもエリート意識もすぐに吹っ飛んでしまいました。
業績的には大変厳しくても、しかし日々学ぶことだらけの充実した日々を過ごしました。以来、NTTで、M&A、提携、海外データセンタや海底ケーブルプロジェクトの推進、米国や欧州のお客さまと大きなディールをまとめるために世界を奔走し、NTTでは極めてユニークだった私たちのチームが今日のNTTグローバルビジネスの土台を築いたと思っております。

アジアの途上国に出張し、大型プロジェクトを現地資本と進めることは日常茶飯事でしたが、高級外車で溢れている首都を離れると、はだしの子どもたちや物乞い、電気も水道もない貧しい農村など目を背けたくなる現実がありました。私たちが計画する通信やITインフラが、その国の発展に絶対に必要だという信念は変わらないものの、この貧しい子供たちに何かお手伝いをできないものかと思うことがよくありました。

佐藤前会長はじめ幹部の皆さまからBHN理事長就任のお話を聞いたとき、正直もっと若い、元気な人にと思いました。お話を聞きながら、マレーシアやミャンマー、インドで見た熱帯の美しい夕暮れの光景と夜勉強するにも電気がない環境でも、元気で無邪気に走り回る子どもたちが脳裏に浮かびました。

東日本大震災やさらには今回の新型コロナ禍、地球温暖化による異常気象などを経験するなかで、政府・地方自治体の活動を補完するものとしてNPOの存在が重視されるようになってきました。BHNは30年近く発展途上国や国内の被災地の皆さまに、ICT技術を使ったお手伝いをさせていただき、事業規模としても4億円近くになり、日本の有力なNPOの一つとして認められるようになりました。これもひとえに、支援をしていただいた日本国政府、企業、個人など皆さまのおかげであります。改めて心より感謝申し上げます。

しかしながら、先進国といわれる日本でも格差が広がり、食事も満足に取れない子どもたちが増えているという現実を見れば、わたくしどもBHNも立ち止まっている暇はありません。長引くパンデミックの中で、個人や企業がSDGsや社会貢献についてより真剣に考えるようになったことは、大変ありがたいことです。
また、パンデミックと戦う中で、効率化だけでなく、新たなサービスや産業を創出するにはDX(Digital Transformation)が極めて重要な手段であると、先進国でも途上国でも深く認識されるようになってきました。PCとインターネットがあれば、誰もが国境を越えて起業し、エキサイティングなプロジェクトに参加できるようになります。そういう意味でも、BHNが設置する太陽光パネルなどの極めて基本的なICTインフラが、途上国の経済成長にますます重要になっています。BHNには、認知度の向上、ファンドレイジングの多様化、中核的人材の確保など様々な課題がありますが、チーム一丸となって、ギアを上げて改善に努めてまいります。
皆さまの益々のご支援を心よりお願い申し上げます。
 

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