インタビュー:中島 羽衣さん
APT人材育成研修事業
東南アジアでの電気・通信の技術支援の色々な事業でもお手伝いをしたいです。 〜 インタビューより 〜
今BHNでは学生ボランティアとして中島羽衣さんがボランティア活動しています。
まずはご自身のプロフィール紹介をお願いします。
東京外国語大学 国際社会学部 西アジア北アフリカ地域アラビア語専攻の4年生です。
この大学に入ったきっかけは、世界史の資料集に載っていた、イランのブルーモスクの写真を見てこんなに美しい建物を作った人々のことをもっと知りたいと思い、入学を目指しました。
実際イランに行ってみましたか?
イランは行ったこと無くてですね、中東地域はエジプトしか行ってないので、いつか行きたいなと思っています。イランは言語もアラビア語じゃなくペルシャ語なので言葉も違うし、どんな文化・生活なのか想像がつかないです。
エジプトには何年ぐらい居ましたか?
最初に行ったのが大学1年生のショートビジットっていう短期留学に1カ月。また、3年生終了時に10カ月程行きました。
今関心が有る事は何ですか?
国際開発や国際協力と環境問題。あと映画です。
国際協力として、難民支援の一環で養子縁組を行っている所でインターンを昨年冬から行っています。そこでは日本にいるシリア難民や、外国からの移民へ日本語を教えたり、支援団体の作業を手伝ったり通訳をしたりしています。
難民は結構東京にもいっぱいいて、都心より近郊にコミュニティーが出来ていて、千葉の行徳等に大きなコミュニティーがありモスクもあります。
環境問題では、エジプトのゴミの山を見てとてもショックを受けました。アレキサンドリアという美しい観光地が土地開発されていて、工事現場の景色になってしまっていて非常に残念に思っています。
環境問題は、私たちが一番考えなければならない問題の一つと思っています。そういう問題意識を学生が持っていけたらと思います。
私たち学生がSNSを使用して渋谷でデモイベントを行ったり、もっと私たち世代の間でもそういった活動が広がったらいいなと思っています。
いまやっているBHNの活動内容について教えて下さい
新型コロナの影響で十分なお手伝いが出来ていないのですが、人材育成研修事業のお手伝いをしようと思っていました。必要であれば東南アジアでの電気・通信の技術支援の色々な事業でも手伝いをしたいです。
BHNの赤羽根理事長からこちらの活動を紹介していただき、凄いなと思い、こういう支援の仕方もある事を知りました。
即、何か食べ物や水を供給するいう支援ではなく、情報通信技術いかして開発途上国の生活がもっと向上・改善するような支援をしたり、情報通信技術を学んだ人が自国でその知識を活かして国を支えて行く、そういった活動がこれからも継続されたらいいなと思いますし、そのお手伝いをしたいと思います。
BHN以外でもう一つインターン活動している団体は、女性の数が多く年齢も比較的若い人たちが運営している団体で、一方、BHNでは年齢層の高い男性が多い団体なので、それぞれで活動する際のギャップに驚くとともに、非常に新鮮に思っています。
ご年配の方が多いので企業等で色々経験されてその後、BHNでボランティア活動されているのかなと思っています。皆さんから色々人生のこともお聞きできたら嬉しいです。
大学時代もボランティアされていたのですか?
やったこと無かったです。このインターンボランティアが初めてになります。
大学に入る前は放送部で、朗読劇やTVプログラムやラジオドラマを作って、NHK杯に出したりしていました。学校自体は全国大会に毎年行く強豪校でした。ドキュメンタリーのシナリオ考えたり、先輩は学校が江戸川区に有るのですが、江戸川区は小松菜が有名でそのCM動画を作って賞を取っていました。部活はやることがいっぱいあって忙しかったです。
では、動画作る事ができたりするのですね。是非その技術をBHNで発揮して欲しいです。
15分間くらいのホラー動画を作ったり「学校の怪談」みたいなもので、実際は学校でそんな話も無かったんですが(校舎は綺麗だったので)、私の作った物はYoutubeに上がってたりはしていないのですが、全国大会に行くとその学校の受賞作品VTRが一般公開されたりするんです。一眼レフ持ってるんですよ。なので人材育成研修とかで写真撮影や編集をしたいです。
休日はどのように過ごしていますか?
趣味が映画鑑賞で映画はよく見ますね。コロナ騒ぎもあって最近はNet配信サービス等を使って観ています。映画館で観たもので言うとアカデミー賞を取った「パラサイト」が良かったです。その監督の前作を観て良いなと思ったのですが、今回の「パラサイト」も観てやはり良かったです。具体的にはネタバレになってしまうので言えませんが(笑)
好きな食べ物は?
おもちが好きです。あとキュウリが小さい頃から好きです。
エジプトでは、美味しいと思った食べ物はどれもおいしかったのですが、特にマンゴーが日本の高級マンゴーと同等なくらい美味しくて、種類も5~6種類あるんです。色も味もみんな違うしどれも美味しいです。あと、牛のモツが美味しいんですよ。エジプトの料理の味付けのし方でレバーや心臓・脳みそも食べます。脳みそはあまり好きになれなかったけど、揚げ物の唐揚げみたいでスパイスがかかっていて、ふわふわしていました。レバーは炒め物が割と多くて味が濃くてパンに合います。
あと、鳩がメチャメチャ美味しかったです。鶏肉より肉が全然なくて、骨と皮とわずかな肉だけなのですが、皮がパリッとしていて、骨も柔らかくてバリバリって食べるんです。日本では経験できない事が出来たと思っています。
じゃ~またエジプトにいってみたいですか?
現地に知り合いが数人いて、また来るね!ていって帰ってきたんでまた行ってみたいです。ホームステイ先は、母と同じくらいの女性の所で生活していました。
特技にオセロと書いてありますが
特技はこれと言って無いんですけど、オセロが得意です。どーやったら勝てるか必勝法を研究するほどです。将棋とかチェスは知らないのですが。
エジプトではオセロではなく【バックギャモン】というゲームが主流でしたね。水たばこ吸いながらやっている人が多かったです。私はルール覚えていなくて出来ないんですけど。
バックギャモン面白そうですね。非常に研究熱心な中島さん。これから是非BHN事業のお手伝いを通じて色々経験して貰えたら嬉しいです。インタビュー有難うございました。
あなたにできる支援
BHNは、情報通信技術(ICT)を活用し、開発途上国や国内外の被災地の人々の安全・安心を守り、生活環境の改善や社会的課題の解決を目指しております。このため、多くの方々の温かいご支援・ご協力を必要としています。BHNでは世代を問わず幅広い分野の方々の熱意と持てる力、これまで蓄積されたご経験を色々な方法で役立てることができます。皆さまに合った方法でBHNの活動に是非ご参加ください。
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