第2次飯舘村支援事業を12月30日まで延長しました

2012年12月5日(水)10:30

ジャパン・プラットフォーム(JPFの支援を受け実施している第2次飯舘村支援事業の実施期間を、1230日まで延長することになりました。以下、これまでの活動状況報告です。

● 医師・看護師による健康相談

当事業は、いいたて全村見守り隊の活動拠点である「いちばん館」での、医師・看護師による健康相談を柱としています。現在月2回(各2日間)のペースで特定非営利活動法人災害人道医療支援会(HuMAから医師と看護師が派遣され、全村見守り隊の方々を対象に健康相談が行われています。

6月は1回のみの実施でしたが、7月からは月2回実施しており、1118日の時点で相談者数は述べ206人に達しました。開始当初は「語るも涙、聞くも涙」といったような深刻な悩みが多くきめ細かな対応が求められましたが、近頃は相談中笑顔もよく見られます。

1次支援事業で設置した健康相談システムをさらに有効に活用すべく、健康相談と平行して、ID付歩数計が見守り隊員約250名(全隊員約350名)に配布され、健康維持に役立っています。その特徴は、ID機能付帯のため歩数計の記録を残すことができ、その他血圧と体重の記録も長期的にデータとしてシステム上に残すことができます。登録者は記録したデータを1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年という期間ごとに閲覧することができます。

最初の歩数計の配布から3ヶ月がすぎ、その効果が表れ始めています。ある方は3ヶ月で5キロ以上も体重が減少し、右肩下がりのグラフがとても励みになり、ますます健康に留意するようになっているとのことです。

これらID付歩数計を活用したデータは、もちろん健康相談でも大変有効に活用されています。健康相談を行うHuMAの医師・看護師達は随時全国から派遣されている為、相談内容だけで相談者の日常生活を把握することはそう容易ではありません。その為、健康相談システムに記録されている相談者の歩数、体重、血圧の過去のデータが大変参考になるのです。

ある相談者が相談当日に血圧を測ったところ、何回チェックしても非常に高い数値が出てしまいとても心配されましたが、システムに記録された過去データを医師が参照したところ、過去のデータには異常はなく適切なアドバイスをすることができました。

 

上記健康相談に加え、8月からは健康体操のほかに週1回のタイ式マッサージを実施しています。開始直後から希望者が多く、今では見守り隊の班ごとに日程を割り当て、シフト勤務時間による不公平が出ないよう対応をしていますが、予約は1カ月先までいっぱいの状況が続いています。

●借上げ住宅居住者への支援

これまで見守り隊で働く被災者を対象に支援を行ってきましたが、第1次事業で支援を行った借り上げ住宅に居住する被災者に対する支援は遅れていました。そのため、10月に飯舘村社会福祉協議会(以下、社協)と村役場健康福祉課と三者で話し合いを行った結果、社協が実施するお茶のみ会は主に借り上げ住宅の居住者を対象にしているので、その会で歩数計の希望者を募ることとなりました。現時点で歩数計を希望する人は75名おり、配布は社協の相談員の方々にお願いしています。

今後引き続き借り上げ住宅の居住者への支援が必要で、JPFからプロジェクト期間の延長が承認されたので、1230日まで支援活動を続けていきます。

>>飯舘村被災者支援事業に関する前の記事はこちら

 

第2次飯舘村被災者支援事業担当:横野(参与)

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