BHN広島事務所の令和3年7月・8月豪雨被災者支援活動 ~NHK全国ハザードマップ等を活用した防災研修~

2022年6月22日(水)12:28

 

 

2021年7月に発災した令和3年7月豪雨は静岡県・島根県・広島県等に重大な豪雨被害をもたらしました。更に、2021年8月に発災した令和3年8月豪雨は長野県・広島県・福岡県・佐賀県・長崎県等に重大な豪雨被害をもたらしました。BHN広島事務所(事務所長 福田 卓夫氏)では、2021年9月末、広島県及び島根県の令和3年7月・8月豪雨被災地を訪ね被災状況を確認し、2021年11月末、2018年西日本豪雨被災者支援事業に包含して「令和3年7月・8月豪雨被災者支援活動」に着手しました。島根県域では、島根県大田市・北三瓶まちづくりセンターにおいて、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施しています。特に、「ICTを活用した防災研修」に力を入れて取り組んでいます。

今回は、BHN広島事務所の令和3年7月・8月豪雨被災者支援活動~NHK全国ハザードマップ等を活用した防災研修~(2022年6月16日実施)を報告します。講師は福田 卓夫氏です。

研修参加者は、いつものように検温・手指消毒をしてから入室します。大田市内ではここ数日間感染者数ゼロ状態が続いていますが、決して油断はできません。

 

いつものように検温・手指消毒
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

更に、ポケットCO2センサーとパソコンを常時接続し二酸化炭素濃度を測定して、密状態になっていないことを確認しながら研修を実施しました。

 

ポケットCO2センサーとパソコンを常時接続して二酸化炭素濃度測定
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

二酸化炭素濃度はポケットCO2センサー本体のLEDランプの色でも確認できます。青色表示であれば濃度は低い状態で問題ないとわかります。

 

二酸化炭素濃度はポケットCO2センサー本体LEDランプ色でも確認可能
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

最初に、NHKが提供している各種の防災情報の紹介から開始しました。

 

NHKが提供している各種防災情報の紹介
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

「NHKそなえる防災」の紹介では、参加者自身のパソコン等を活用して内容を確認してもらっています。

 

「NHKそなえる防災」の紹介
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

「NHKそなえる防災」の中にあるコンテンツ「防災ドリル」はクイズ形式で防災知識を獲得することができると大変好評でした。

 

「防災ドリル」に挑戦中
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

「NHK全国ハザードマップ」や島根県GIS(地理情報システム)「マップ on しまね」の使い方を紹介し、参加者自身の自宅周辺に土砂災害警戒区域がないか確認してもらいました。

 

NHK全国ハザードマップ等で自宅周辺の災害危険度を確認中
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

次に、BHN国内災害現地事務所全体連絡会議(2022年5月23日開催)で紹介した「いなむらの火」のエピソードを使って防災研修を行いました。

 

「いなむらの火」を紹介
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

「いなむらの火」のエピソードを分かり易く伝えるツールとして、紙芝居「津波だ!いなむらの火を消すな」(内閣府防災担当HPより)があることも紹介しました。

 

「いなむらの火」の紙芝居を紹介
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

「いなむらの火」の紙芝居を紹介しながら、日ごろから防災意識をもつことが大切であることを強調しました。更に、防災・減災の経験・ノウハウを次世代に伝えることの重要さを話しました。なお、島根県内には、小泉八雲に対し特別に親しみを感じる方が沢山いらっしゃいます。更に、この日の研修生のなかに「いなむらの火」の話を知っている方がおり、一層盛り上がりました。

 

「防災・減災の経験・ノウハウを次世代に伝えることの重要さ強調」
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

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稲むらの火(いなむらのひ)は、1854年12月24日(嘉永7年/安政元年1854年11月5日)の安政南海地震津波に際しての出来事をもとにした物語です。地震後の津波への警戒と早期避難の重要性、人命救助のための犠牲的精神の発揮を説いています。小泉八雲の英語による作品「A Living God」(生神様)を、中井常蔵が翻訳・再話したもので、文部省の教材公募に入選し、1937年から10年間、国定国語教科書(国語読本)に掲載されました。防災教材として高く評価されています。もとになったのは紀伊国広村(現在の和歌山県有田郡広川町)での出来事で、主人公・五兵衛のモデルは濱口儀兵衛(梧陵)です。

物語の概要は、村の高台に住む庄屋の五兵衛は、地震の揺れを感じたあと、海水が沖合へ退いていくのを見て津波の来襲に気付きました。祭りの準備に心奪われている村人たちに危険を知らせるため、五兵衛は自分の田にある刈り取ったばかりの稲の束(稲むら)に松明で火をつけました。火事と見て、消火のために高台に集まった村人たちの眼下で、津波は猛威を振るいました。五兵衛の機転と犠牲的精神によって村人たちはみな津波から守られました。(内閣府防災担当HPより、抜粋要約)

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以下に、スマホ・パソコン共通に活用できるICT防災研修用教材として準備した防災情報1~4を記載しました。

防災情報1「NHKそなえる防災」      

防災情報2「NHK全国ハザードマップ」

防災情報3「マップ on しまね」     

防災情報4「いなむらの火」  

 

ICT防災研修用教材として準備した防災情報1~4
 ◆画像をクリックするとPDFが開きます◆

 

いずれも、大変好評でした。

併せて、今回は、料理レシピサービス「クックパッド」の使い方を研修しました。無料会員登録して、レシピを検索するだけでなく、気に入ったレシピを保存し活用する方法をやっていただきました。日常的に活用できるということで大変好評でした。

 

料理レシピサービス「クックパッド」の使い方を研修
(大田市北三瓶まちづくりセンター 2022年6月16日撮影)

 

以下に、研修で活用した料理レシピサービス「クックパッド」の使い方を掲載しました。

 

料理レシピサービス資料 「クックパッド」の使い方

料理レシピサービス「クックパッド」の使い方を研修資料
 ◆画像をクリックするとPDFが開きます◆

 

これからも、いろいろなテーマ・手法を組み合わせて「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を推進していきます。

 

 

西日本豪雨被災者支援事業 プロジェクトマネジャー(理事)
(含む、令和3年7月・8月豪雨被災者支援活動)
有馬 修二

 

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*BHN 自主事業「令和3年7月・8月豪雨被災者支援活動」、事業期間:「2021年10月1日~2023年3月31日予定」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社(NTTグループカード)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。
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