国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業 ~広島事務所、新しい段階の広域災害後方支援活動への取り組み(31)~

2026年6月25日(木)13:08

 

「オンライン活用型研修会、消費生活上のトラブル防止、新たな防災気象情報」

BHN広島事務所(所長:福田 卓夫氏)は、2018年西日本豪雨被災地(広島県)、2021年令和3年7月・8月豪雨被災地(島根県、広島県)を対象に、「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施しました。西日本豪雨被災者支援事業

BHN広島事務所では、西日本豪雨被災地の広島県呉市天応大浜地区・安浦地区及び令和3年7月・8月豪雨被災地の島根県大田市北三瓶地区の3つの支援活動拠点より、ICTを活用した支援活動の継続要請を受け、「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」において、支援活動の継続要請に積極的に応えています。①広島事務所の事業継続及び近接地域で発生する新しい国内災害へ即応体制の維持、②西日本豪雨災害被災者支援事業等で獲得した各種経験・ノウハウのデジタル資料化、③南海トラフ巨大地震、首都直下地震、日本海溝・千島海溝沿い巨大地震、地球温暖化に伴うスーパー台風・線状降水帯・洪水災害・高潮災害等新しい国内巨大災害に備える「既得及び新規通信機材を利活用する広域災害後方支援ICT機能整備活動」を進めています。国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業

2024年1月1日16時10分に発生した令和6年能登半島地震、更に、2024年9月20日から発生した令和6年奥能登豪雨災害に対し、BHN広島事務所がまとめ役となり、2024年4月1日に開設したBHN北陸事務所が実施する令和6年能登半島地震被災者支援事業に対し、遠隔地から支援する「広域災害後方支援活動」を実施し、令和6年能登半島地震被災者支援事業は順調に軌道に乗っています。更に、BHN広島事務所では、「BHN北陸事務所が担当している令和6年能登半島地震被災地とBHN広島事務所が担当してきた2018年西日本豪雨被災地等との被災地間ネット交流会」を実施しました。

2026年6月4日島根県大田市北三瓶地区、6月17日広島県呉市天応地区、6月18日広島県呉市安浦地区の活動拠点で実施した被災者支援活動をまとめて報告します。3拠点共通テーマは「オンライン活用型研修会、消費生活上のトラブル防止、新たな防災気象情報」等です。

 

■研修場所、島根県大田市北三瓶まちづくりセンター

2026年6月4日、島根県大田市北三瓶まちづくりセンター、住民10名+北三瓶まちづくりセンター職員1名(山田 みどり氏)+BHN広島事務所メンバー オンライン参加5名(沖野 啓子氏、杉原 瑞枝氏、岡崎 幸子氏、岩本 一子氏、廣中 香氏)が参加しました。

研修テーマは、「広島と接続してオンライン研修会、消費生活上のトラブル防止、新しくなった防災気象情報、スマホの詐欺・迷惑広告対策、共有機能活用」でした。講師はBHN広島事務所(所長、島根開発センター、北三瓶まちづくりセンター)の福田 卓夫氏と北三瓶まちづくりセンターの山田 みどり氏が担当しました。

 

●消費生活上のトラブル防止

北三瓶まちづくりセンターの山田 みどり氏が、消費生活上のトラブル防止について基本的な知識とトラブル事例と対策について解説しました。

予告なく突然訪問してきた業者と契約したが、後で必要ないことがわかりクーリング・オフで解約できた事例等が紹介されました。最近は、訪問買い取りや押し買い、点検商法、送り付け商法等によるトラブルが発生しているので、問題があれば消費生活センターや消費者ホットライン(188)等に相談するようにしたほうが良いということでした。

 

消費生活上のトラブル防止、基本的知識とトラブル事例・対策
北三瓶まちづくりセンター職員・山田 みどり氏
(2026年6月4日撮影)

 

BHN広島事務所メンバー オンライン参加
(2026年6月4日撮影)

 

●新たな防災気象情報について

BHN広島事務所(所長、島根開発センター、北三瓶まちづくりセンター)の福田 卓夫氏が、2026年5月29日より新しくなった防災気象情報について、その内容と、注目すべきポイントを解説しました。

特長は、警報・注意報の情報名に「危険度がレベル5~1という数字と色分けされたこと」、災害種別が整理されわかりやすくなったこと、線状降水帯の発生予測が出るようになったことです。

ハザードマップでどのような災害が発生する危険があるのかを把握したうえで、新しい防災気象情報を確認することが重要です。スマホから気象庁の「キキクル」で危険度を確認し、早めに避難行動をとる必要があることを再確認しました。

 

新たな防災気象情報について
BHN広島事務所 所長 福田 卓夫氏
(2026年6月4日撮影)

 

●スマホの詐欺・迷惑広告対策について

スマホに出る詐欺・迷惑広告のブロック方法やアプリからの不要な通知を止める方法等を解説し実習しました。これまでにも詐欺広告にはくれぐれも注意するよう注意喚起してきました。詐欺ではないものの見たくない広告もあります。それらが出たらブロックする手順を覚えて止めることができれば安心して利用できるようになります。

●共有機能活用について

次に共有機能の活用方法を実習しました。これがスマホの便利なところですから、うまく活用できるととても便利になります。

撮った写真を画像閲覧アプリで確認しているときに、共有機能を使ってLINEで誰かに送るという練習をしました。更に、LINEで送られてきた写真やメッセージを他の人やグループに転送する練習も行いました。

自分が持っている情報を、地域で共有できるようにすることは、防災対策としても重要なので、いざというときに使えるように日ごろから慣れておく必要があります。

 

■研修場所、広島県呉市天応地区

2026年6月17日、広島県呉市天応大浜アパート集会所、呉市天応地区住民4名、坂町住民1名、この日の研修テーマは「消費生活上のトラブル防止、防災情報」、講師はBHN広島事務所の岡崎 幸子氏(主任講師)、沖野 啓子氏、杉原 瑞枝氏、廣中 香氏、寺岡 和子氏(応援)の5名が担当しました。北三瓶のテキストを使って研修しました。

 

準備したテキスト、配布資料
(2026年6月17日撮影)

 

●消費生活上のトラブル防止

北三瓶のテキストの中から抜粋して研修しました。「消費者トラブルに巻き込まれないようにしよう」ということで、「とりあえず断る」ということを確認しました。上手な断り方と言うところでは「きっぱり断る」ということ、「先ずは断る」ということを確認しました。

皆さんにもいろんな経験談があって、深刻な状況ではなかったけど騙されそうになった経験があるという話で、ワイワイと盛り上がりました。しっかり気をつけようねと確認しあいました。断り方も、「残念な断り方」にならないように気をつけようと話し合いました。

 

消費生活上のトラブル防止対策、互いに経験談を披露
BHN広島事務所 岡崎 幸子氏(主任講師)
(2026年6月17日撮影)

 

呉市天応大浜団地自治会長・沖田 英一氏と相談し、住民の皆さまにも知っていただきたいとの願いから、資料の一部をラミネート加工して、掲示板に張り出しました。一人でも多くの住民の方が「気をつけよう」と思ってくださると良いと思いました。

 

「消費生活上のトラブル防止策」掲示板に掲載
呉市天応大浜団地自治会長 沖田 英一氏
(2026年6月17日撮影)

 

 

■研修場所、広島県呉市安浦老人福祉会館

 

2026年6月18日、広島県呉市安浦老人福祉会館、住民7名、この日の話題は「消費生活上のトラブル防止、出水期における防災」、講師はBHN広島事務所の廣中 香氏と呉市防災リーダーの福田 文氏が担当しました。

 

準備したテキスト、配布資料
「上手な断り方できていますか?」、「線状降水帯とは」
(2026年6月18日撮影)

 

●消費生活上のトラブル防止

資料に沿って消費生活上のトラブル防止の説明をBHN広島事務所の廣中 香氏が行いました。参加者の皆さんはとても興味があるようで、説明の途中でも体験談を色々お話される方もいました。特に着物や宝飾品等、家の中にあるものを出してくるように言われたケース等、業者の話に乗せられることもあるね。と、色々な話で盛り上がりました。

 

「上手な断り方できていますか?」
消費者トラブル防止について説明、皆さん興味津々
BHN広島事務所 廣中 香氏(講師)
(2026年6月18日撮影)

 

●出水期における防災、呉市防災リーダーによる防災豆知識

呉市防災リーダー福田 文氏が、新しくなった警報レベルと、レベル毎にとるべき行動について説明しました。高齢者の方々は危険な場所からの避難がレベル3相当ではあるけれど、早めの避難が必要ということを再確認しました。

 

「呉市防災リーダーによる防災豆知識」
呉市防災リーダー 福田 文氏(講師)
(2026年6月18日撮影)

 

●「キキクル」と「聞いてクレ防災アプリ」復習

昨年(2025年)の研修会で、キキクルをスマホのホーム画面に移動してすぐに開けるように設定しましたが、スマホの機種変更をされた方もいらしたので改めてキキクルを開いてみることから始めました。【土砂キキクル】【大雨キキクル】【浸水キキクル】【洪水キキクル】を確認しました。

更に、2026年5月にインストールした呉市の防災アプリも開いてみました。リンク集には呉市WEBハザードマップ、気象庁の防災情報、広島県土砂災害危険情報、広島県河川防災情報システム、国土交通省国土地理院 『重ねるハザードマップ』等、情報を得るために必要なリンクが一覧になっていました。災害時は特に情報を得ることが大切なので、日頃から開いてみましょうね、と話し合いました。

 

「キキクル」と「聞いてクレ防災アプリ」の復習
(2026年6月18日撮影)

 

今回は、消費者トラブルや防災について、皆さんとたくさんの話ができました。こうしてみんなで話し合うことで、消費者トラブルに巻き込まれないことや防災情報を得るための方法を改めて確認しました。時々振り返りながら、互いに意識を高めることが必要だと思いました。

 

 

■JPF広報映像にてBHNの支援活動が紹介されました 

 

2025年10月31日、ジャパン・プラットフォーム(JPF)のYouTubeチャンネル「ソーシャルグッド タイムズ」において、BHNの国内災害被災者支援活動「令和6年能登半島地震被災者支援事業」が紹介されました。この映像は、2025年10月10日、及び16日に実施された現地取材をもとに制作されたものです。

 

●配信映像はこちら

JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20
BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」

▶️ https://youtu.be/TXbnB64Rn4A

 

JPF【ソーシャルグッド タイムズ】#20
BHNテレコム支援協議会「ICTを活用 シニアを被災地の主役に」

 

●関連するBHN活動報告を掲載

BHNの公式ウェブサイトでは、関連するBHN活動報告を掲載しています。

「令和6年能登半島地震被災者支援事業 ~珠洲市・穴水町・輪島市の集会所を活動拠点にした、ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動への取り組み(31)~」

 

BHNの公式ウェブサイト
「令和6年能登半島地震被災者支援事業(No.31)」

 

上記リンクからBHNの活動をご覧いただけますと幸いです。多くの皆さまにご視聴をいただき、支援活動へのご理解と共感の輪を広げていただきたいと希望しています。

 

 

これまでの活動状況は以下のページをごらんください。

国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業(その1)

国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業(その2)

 

 

2026年6月25日
国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業
理事(プロジェクトマネージャー)
有馬 修二
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*BHN 自主事業「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」、事業期間:「2019年4月1日~2027年3月31日(以後、継続していく予定)」は、NTT西日本株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄付にてご支援いただいて、事業を継続しています。
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