国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業~熊本事務所の取り組み、益城町木山下辻団地でスマホ研修会~

2023年7月28日(金)13:15

 

 

BHN熊本事務所(所長 色見 高司氏)では、2016年4月に発災した熊本地震被災地(熊本市、益城町、嘉島町、御船町、甲佐町、西原村、南阿蘇村等合計7市町村)おいて、復興フェーズ毎に(避難所フェーズ 6カ所、仮設住宅団地フェーズ 47カ所、災害公営住宅団地フェーズ 9カ所)、各種の工夫を取り入れた「ICTを活用した地域コミュニティ再生・活性化支援活動」を実施してきました。熊本地震被災者支援事業

BHN熊本事務所は、益城町木山下辻団地よりICTを活用した支援活動の継続要請を受けました。同事務所では、国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業において、支援活動の継続要請に積極的に応えつつ、併せて、①熊本事務所の事業継続及び近接地域で発生する新しい国内災害へ即応体制の維持、②地震災害被災者支援事業で獲得した各種経験・ノウハウのデジタル資料化、③南海トラフ巨大地震及び首都直下地震等に備える「既得通信機材を利活用する広域災害後方支援ICT機能整備」等を進めていきます。

2023年7月21日、「スマホ教室」、熊本県益城町木山下辻団地、住民7人、講師はBHN熊本事務所の色見 高司氏、井嶌 都氏、吉田 和子氏、楠本 邦昭氏が担当しました。この日のテーマは「熊本県が作成している防災ハンドブック等を活用したICT防災学習」を行いました。

 

益城町木山下辻団地の集会所
(2023年7月21日撮影)

 

●熊本県が作成している防災ハンドブック

ICTを活用した防災学習として、まず、「熊本県が作成している防災ハンドブックを活用したICT防災学習」から始めました。

熊本県防災ハンドブックには、①公的機関の連絡先電話メモ帳、災害伝言ダイヤル・災害用伝言版、その他の連絡法(公衆電話、インターネット) ②風水害から身を守る ③土砂災害から身を守る等、が収録されています。

 

熊本県防災ハンドブック(熊本県危機管理防災課)より
(令和2年度発行)

◆画像をクリックするとPDFが開きます◆ 

 

●災害伝言ダイヤル

「災害用伝言ダイヤル」の使い方を各人がやってみました。

 

災害用伝言ダイヤルを各人が実施中
(2023年7月21日撮影)

 

●風水害から身を守る

テキストに基づいて、風水害発生のメカニズム、風水害発生の事例、日頃の備えを学んだ後、各自のスマホを活用して、各種防災情報を一元的に見ることができる「NHKニュース・防災」アプリの使い方を復習しました。天気予報、雨雲データマップ、土砂災害危険度マップ、河川情報等の利用方法を確認しました。

 

「風水害から身を守る」
(2023年7月21日撮影)

 

2023年7月3日には益城町内を流れる木山川が氾濫したばかりでしたので、この日の「風水害から身を守るためのスマホ研修」には一段と身が入りました。

 

国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業(PM)
理事(プロジェクトマネジャー)
有馬 修二

 

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*BHN 自主事業「国内災害ICT支援活動拠点ネットワーク事業」、事業期間:「2019年4月1日~2027年3月31日(以後、継続していく予定)」は、西日本電信電話株式会社(CLUB NTT-West)、NTTファイナンス株式会社(NTTグループカード)、株式会社NTTドコモ(d POINT CLUB)のポイント寄附にてご支援いただいて、事業を継続しています。
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