ますます困窮度が加速しているネパールの3病院に皆さまのご支援をお願いいたします。―【募金は終了しました】―

2020年9月11日(金)11:50   お知らせ

◎こちらの募金は終了しました。有難うございました。


各病院内に設置された発熱クリニックにて治療を受ける患者

ネパールのCOVID-19の現在の概要

8月初旬現在、ネパールを新型コロナ感染の第2波が襲っています!

ネパールでの新型コロナウイルス感染について、3月24日から継続していたロックダウンが7月21日に解除されたものの、感染の勢いは侮れネパール保健人口省によれば、感染者数は当初、ネパール西部丘陵地帯や中央のタライ地方に多かったが、7月上旬15,964名7月下旬には18,613名、8月初旬には20,332名と増加し続けている。感染者数が多い地域は西の丘陵地帯や中央のタライ地方に多かったが、国内すべての州(7州)に拡大している。ず、この解除により第2波の感染者増加が起きつつあります。

このため、BHNの現地パートナーである非営利社会福祉法人HDCSHDCSについては先発の記事「緊急! 新型コロナ治療で苦しむネパールの病院を救おう!」をご覧ください。https://www.bhn.or.jp/news/covid19_nepal/が運営する3つの病院ネパール中西部において、学校、障がい者施設等と共に、非営利社会福祉法人HDCSによって経営されている。
[3つの病院]
・ラムジュン病院(ラムジュン郡)
・チョウジャリ病院(西ルクム郡)
・グンジャマン病院(チトワン郡)
では、治療対象のコロナ感染者数が増大しています。また、これらの病院では、通常の外来業務や24時間救急患者対応だけではなく、今はコロナ感染者ヘの対応も行っているため、残念なことに病院スタッフに感染者が出ています。

ネパールにおける新型コロナの感染状況2020年9月1日現在
新型コロナ感染者数と発生地域

しかもこの地域では雨季に入ったこともあり、自然災害・7月15日のネパール政府の発表によりますと、二日連続の豪雨のために、土砂災害が起こり、116名の死亡、50名の行方不明、138名の負傷者が発生し、家屋の倒壊・損壊も多数発生したとのこと。道路は寸断され孤立した集落も多く、救助もままならない状況。
・7月6日のニュースでは、イナゴの大集団がネパールにも飛来し、農村は大きな被害を受けている。
が続いて発生。病院でも一般患者の激減により有料(医療費)の治療がますます困難な状況になっています。そのため財務状況が急速に悪化して、コロナ対応の防護服や治療用資材の調達、スタッフへの給与の支払いもままならない状況が加速しています。


ラムジュン病院で治療を受ける、土砂災害の負傷者

◆HDCS病院に関するコロナレポート

2015年4月にネパールで発生した大地震では、大切な情報ライフラインであるFM放送局が多数被災しました。BHNは、緊急災害支援事業緊急時の人道支援
https://www.bhn.or.jp/activity/emergency/
の一環として、現地にとっては普段から重要な情報ライフラインであるFM放送局の再建や修復等の支援をした経緯該当プロジェクトのリンク…ホームページ内の記事(代表的なもの)
【ネパール】地震被災緊急支援活動
https://www.bhn.or.jp/activity_report/nepal_150625/
があります。よって、私たちは3つの病院の窮状を知ったことで、更に支援のお手伝いをしたいと考えました。

課題

チョウジャリ病院(西ルクム郡)では、新型コロナウイルス感染者の対応の為に、緊急の外来患者を除き、他の一般的なサービスを停止せざるを得ない状況にあります。通常は1日平均約200人の一般外来患者を診ていますが、今では50~80人まで減っています。緊急外来や他の医療機関からの移送・搬送では、出産、心臓疾患、骨折等の緊急症例が中心です。同様に、ラムジュン病院(ラムジュン郡)とグンジャマン病院(チトワン郡)の患者数も減少しています。

HDCSが運営する病院は、いわゆる一般的な医療費自己負担のシステムですが、家計が苦しく支払いが困難な患者には無料での治療も提供しています。新型コロナウイルス感染への対応により一般の外来・入院患者が減ったため、病院の収入も大きく減りました。したがって、HDCSは外部のサポート無しでは、防護服、医薬品、救命用酸素ボンベ、および検査用試薬等を購入できなくなりつつあります。

皆さま、どうかこのような窮状をご理解いただき、ご支援をお願いします。

目標金額は、金額は200万円です。

少額でも結構です。

募金の概要

●募集期間:2020年6月中~9月末まで(状況により期間延長もありえます)

●目標金額:¥2,000,000.

皆さまからご支援をいただいたお金は、すべて現地において医療体制を維持しコロナ危機を克服する活動に使わせていただきます。また、その使途や実績をホームページで随時ご報告いたします。

非営利社会福祉法人HDCS カピル理事長よりのメッセージ

「この度、私たちのために、募金活動にご尽力頂きまして誠にありがとうございます。この困難な時期に、貧しく、助けを求めている人々を支えるために、我々と一緒になって手をさし伸べて頂き、心より感謝しております。
我々はコロナの蔓延が悪化する中で、全力で努力を続けています。
BHNテレコムから送って頂いた20万円は、薬品や防護服購入に使わせていただきました。しかしながら、HDCSの病院の経営は、今もなお財政的に厳しい状況にあります。
患者の方々はもちろん、パンデミックとの戦いの最前線で懸命に働く医療従事者のためにも引き続き、日本の皆さんの心温まるご寄附をお願いします。」

 

≪支援の目安≫

コロナ治療のための防護服
(1着あたり2,000円)
手術用等電力確保のための発電用燃料
(1日あたり5,000円)
救命用酸素ボンベ
(1日あたり50,000円)

 

 

こちらの募金は終了いたしました。ご協力有難うございました。

 

ご訪問いただきありがとうございます。
SNSをお使いでしたら、以下のソーシャルボタン等から、
このサイトを「ご友人・知人に紹介」くださるようにお願いいたします。

 

HDCSの活動

現在、医療従事者は、適切な防護服無しで新型コロナウイルスの最前線で働いています。この状況下での医療従事者の使命感には頭が下がる思いです。HDCSは感染が疑わしい症例に対し、政府、州、地方自治体等の保健機関の協力を得て、地区のさまざまな場所でスクリーニングを行っています。また、各病院内に設置された発熱クリニックを訪れる人々に対しては、到着時に手を洗う対策を取っています。ネパールでは普段から手洗いの衛生習慣があまり定着しておらず、更には生活用水も限られていますが、この手洗い対策は人から人への感染を予防するのに役立っており、人々も関心を持つようになっています。

HDCS活動の詳細は以下のURLから

https://www.bhn.or.jp/news/covid19_nepal/


●現地レポート●


第2回:2020年10月のHDCSのパンデミックコロナレポート
第1回:2020年10月のHDCSのパンデミックコロナレポート


あなたにできる支援

BHNは、情報通信技術(ICT)を活用し、開発途上国や国内外の被災地の人々の安全・安心を守り、生活環境の改善や社会的課題の解決を目指しております。このため、多くの方々の温かいご支援・ご協力を必要としています。BHNでは世代を問わず幅広い分野の方々の熱意と持てる力、これまで蓄積されたご経験を色々な方法で役立てることができます。皆さまに合った方法でBHNの活動に是非ご参加ください。

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